【台風3号】強い勢力で発達・北上へ…予想進路は?特徴は「本州大雨型」 台風から“離れていても”大雨のおそれが【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

【台風3号】強い勢力で発達・北上へ…予想進路は?特徴は「本州大雨型」 台風から“離れていても”大雨のおそれが【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

【台風3号】強い勢力で発達・北上へ…予想進路は?特徴は「本州大雨型」 台風から“離れていても”大雨のおそれが【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

台風3号について、週末以降には沖縄に近づく可能性があり、梅雨前線の活動が活発化する恐れがあります。気象予報士は「先週末に大雨被害のあった地域で、災害に注意が必要」と呼びかけています。台風3号の特徴や今後の進路について解説します。

■全国554地点で「夏日」に 東京は“7月中旬くらい”の暑さ

南波雅俊キャスター:
この時期は特に注意したい天気の情報をまとめてお伝えしていきます。

まずは暑さについてです。7日の全国915の観測地点をみていくと…
▼25℃以上の「夏日」→554地点
▼30℃以上の「真夏日」→51地点
・東京  29.6℃
・名古屋 29.3℃
・仙台  28.2℃

東京の29.6℃というのは、7月中旬くらいの暑さだったということで、皆さんも熱中症には特に警戒してください。水分補給などをこまめに行って適切にクーラーなども使用してください。

ホラン千秋キャスター:
気象予報士の國本未華さんは「湿度がそこまで高くないので、気温ほど暑くは感じない」とお話されていました。間もなく関東も梅雨入りするとみられていますので、湿度と暑さのダブルパンチで来るときついなという感じがありますね。

萩谷麻衣子弁護士:
やっぱりお肌と髪の毛を守るため、日傘はもう手放せないですよね。うちは猫がいるので、今日も朝出るときに本当に悩んで、今年初めて28℃でクーラーを設定して出てきました。

ホランキャスター:
猫だけでなくて、犬の散歩でアスファルトが暑くなってきてしまうと散歩の時間もかなり考えなくてはならないと。色んなところに注意が必要ですね。

■“本州大雨型”台風3号に警戒 接近せずでも大雨の可能性

南波キャスター:
そしてもう1つ、警戒したいのが「台風3号」です。7日の午後3時時点ではフィリピンの東の海上にありますが、この後、強い勢力を保ちながら北上していき、今週末以降、沖縄に接近するとみられています。

今回の台風3号の特徴は“本州大雨型台風”というもので、台風の影響で梅雨前線の活動が活発化するおそれがあります。
仮に本州に台風が接近しなくても、梅雨前線の影響で本州が大雨になる可能性があるということなんです。気象予報士はこのように話しています。

気象予報士 國本未華さん
「台風2号で大雨が降った四国や東海地方などは、再び大雨になる可能性がある。先週末に被害があった地域は、災害の発生に注意が必要です」

大雨の降ったところでは地盤が緩んでいるところもありますので、土砂災害などにも警戒してください。

そして、6月2日には台風2号による大雨で、高知・和歌山・奈良・三重・愛知・静岡で線状降水帯が発生しました。高知・土佐清水市三崎では2日、観測史上1位の213.5ミリ(3時間雨量)となりました。

國本予報士の話では雨量が200ミリを超えると、災害に繋がる危険があるということなので、相当な量が降ったということがわかります。
実際に、土佐くろしお鉄道・中村線では2日、線路に土砂が流れ込み列車が脱線しました。9日まで運転見合わせという状況です。

さらに、和歌山県の和歌山市と海南市を流れる「亀の川」では2日、大雨で氾濫が起きました。海南市などで、複数の住宅が浸水被害にあっているということで、この他に静岡でも橋が崩落して水道管に影響があり、7日17時時点でも断水が続く地域があるということです。

では、6月8日、9日の天気も見ていきます。これは台風3号と直接関係はないのですが、8日と9日も大雨になる可能性があるということです。

8日は梅雨前線の雨雲が広い範囲にかかり、午後に西日本にかけて再び大雨のおそれがあるということですね。さらに9日にかけて、活発な雨雲が東日本にも広がり、東海地方などは特に雨量が多くなるとみられます。局地的に非常に激しい雨が降る可能性もあるということです。

改めて呼びかけさせていただきます。
〈大雨の備え〉
▼家族の連絡先など確認
▼窓・雨戸など補強
▼非常用グッズの確認
▼避難場所・経路の確認

■情報「また出ている…」ではなく“警戒”を  予測のチェックも重要

ホランキャスター:
既に雨が多く降っている地域などでは、土壌にまだ水分がたくさん含まれている場合もあります。土砂災害などの危険をいつも以上に警戒していただければと思います。

萩谷弁護士:
雨のピークが去っても土の中にたくさんの水分を含んでいると、土砂災害や河川の氾濫の危険があるのでしっかりチェックしてほしいと思います。
線状降水帯ができると長い間、多くの雨が降るので非常に危険性も高いです。発生したときは大雨がもう降っている状態で、逃げるのが困難ということもあるので、事前に予測のチェックが重要だと思いますね。

井上貴博キャスター:
地球温暖化によって、やはり勢力の強い台風が増えるというのは間違いない。あとは今の時期、前線を刺激して大雨になるおそれがある。先週末もそうでしたけど、線状降水帯発生情報があれだけ乱発されてしまうと、情報の効果が薄れることを気象庁は危惧するわけですよね。でも出さないと、メッセージにならない…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230607-6090033)

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