万一の閉じ込めに“脱出ハンマー”迫る台風3号…再び大雨に懸念(2023年6月7日)

万一の閉じ込めに“脱出ハンマー”迫る台風3号…再び大雨に懸念(2023年6月7日)

万一の閉じ込めに“脱出ハンマー”迫る台風3号…再び大雨に懸念(2023年6月7日)

■迫る台風3号…再び大雨に懸念

 6日に発生した台風3号。来週には台風2号と同じように梅雨前線を刺激して本州付近で大雨を降らせる恐れがあります。

 先週、記録的な大雨に見舞われた東海地方では車への被害が多く見られました。冠水の影響で多くの車が水につかってしまい、なかには動かせなくなったものも見られました。

 今回の大雨では、愛知県豊橋市で水没した車から61歳の男性が救助されましたが、死亡が確認されています。車内に閉じ込められて溺れてしまった可能性があるということです。

 ロードサービスなどを行うJAF愛知支部では。

 JAF愛知支部広報・伊藤里帆さん:「1週間前の土日(5月27・28日)の豊橋三河エリアの救援要請が167件だったのに対し、3日・4日の救援要請は915件。かなり多くの要請をもらっている」

■どう脱出?水深60センチ“閉じ込め”

 車が水につかるとどうなるのでしょうか。JAFの走行実験では水深60センチをセダンタイプの車がゆっくり通り抜けようとすると、31メートル進んだところでエンジンが止まってしまいました。水深30センチの場合でも注意が必要だといいます。

 JAF愛知支部広報・伊藤里帆さん:「30センチといってもエンジンに水がかかってしまっている。水が入ってしまう可能性がある」

 30センチの目安は一般的な乗用車のタイヤの半分くらい。この目安に届く前に迂回などをしなければなりません。実験では水深60センチかつ車体後部が水没しない状況で運転席のドアが開かなくなりました。外からの水圧でドアがとても重くなるのです。

■万一の閉じ込めに脱出ハンマー

 JAF愛知支部広報・伊藤里帆さん:「万が一に備えて、脱出用ハンマーを車内のすぐに手が届く場所に備えるのが一番」

 緊急脱出用ハンマーはカー用品店などで買うことができます。車のサイドガラスは強化ガラスで割りにくくなっていますが、脱出用ハンマーの先には金属の突起があり、ここでサイドガラスをたたくと、軽くたたくだけで粉々に割ることができます。また、脱出用ハンマーにはカッターも付いています。

 スーパーオートバックスNAGOYABAY・竹市麗花さん:「シートベルトが切れるようになっています。シートベルトが抜けなくなったりボタンが押せない時に使ってほしい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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