会話少ない屋外「マスク必要ない」専門家会議が見解 散歩やランニングなど具体例も(2022年5月19日)

会話少ない屋外「マスク必要ない」専門家会議が見解 散歩やランニングなど具体例も(2022年5月19日)

会話少ない屋外「マスク必要ない」専門家会議が見解 散歩やランニングなど具体例も(2022年5月19日)

コロナ下で迎える3度目の夏が近付いています。富山や福島では19日、今年初めての真夏日となるなど、各地で暑い一日となりました。

ただ、息苦しさを感じつつも、マスクを外す大人の姿は見当たりません。この2年ですっかり慣れた“マスク着用”について、19日に開かれた厚生労働省の専門家会議で新たな見解が示されました。

アドバイザリーボード、脇田隆字座長:「マスク着用について、屋外で周囲の人と十分な距離を確保できる場面、屋外で周囲の人と十分に(距離が)取れない場面でも『会話が少ない』か『ほとんどない』ようであれば、これまで通りマスクの着用は“必ずしも必要ない”。未就学児については、マスクの着用を一律には求めず“無理に着用させない”を、内容をより明確にして周知徹底を行うことが必要とした」

専門家が示した見解では、公園での散歩やランニング、自転車での移動など、具体的な場面も例示。屋外では周囲にいる人との距離が近くても、会話が少なければマスクは必要ないという考えを初めて示し、マスク着用を推奨してきたこれまでとは違った呼び掛けとなりました。

ただ、公共交通機関での通勤や通学、屋内への訪問時などについては「引き続きマスク着用を」と求めました。

さらに“マスクなし”を積極的に呼び掛けた自治体も。

千葉県、熊谷俊人知事:「運動や農作業など、屋外で活動・作業する時は熱中症等を考慮し、周囲の人との距離を十分に確保するなどに注意しながら“マスクなし”を積極的に考えて頂きたい」

特に2歳以上の未就学児については、熱中症リスクや発育への影響が心配だとして「屋外では“マスクなし”で活動することについて理解してほしい」と訴えました。

千葉・男性:「できることなら(マスクは)外して遊ばせてあげたいとは思います。明確に『こういう時はしてください』としっかり言ってくれた方が判断しやすいので、言ってほしいです」

千葉・女性:「体の一部だから外しにくいというか。外したいですけど、外したら外したで『あいつ外してる』って。それを気にしちゃいますね」

19日の全国の感染者は3万9632人で、10万人を超えた2月のピーク時の4割ほど。大型連休の影響による大幅な増加も、今のところは見られませんが・・・。

東京・男性:「『つけなくてもいいんだ』という気持ちで、解放されるような気分があるのは事実だが、ただ、まだ不安はあるのかな」「インフルエンザと同じで、治る薬が出ればマスクを外していいかなと。重症化する面もあるので、個人個人の判断になってくる」「海外は外しているのが基本だが、日本人の性質で、海外と同じように一気に外すのは厳しいのでは」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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