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窮地の激安居酒屋 復活への秘策「太陽光発電」 アマゾン関連企業と異例の契約(2023年6月6日)
コロナ禍の売り上げ激減や電気代高騰などで、打撃を受けてきた激安居酒屋チェーン。窮地を打開するため、太陽光発電事業を始めたところ、アマゾン関連企業の目に留まり、契約を結ぶことになりました。
■売り上げ伸ばしたいが…値上げしたくない
名物の鶏皮串が50円。生ビールが190円など、破格の安さで人気の居酒屋「新時代」。
客:「ものすごく我々の懐に優しい。だから、我々もリピートでずっと来ている。月2回、3回くらいは来てます」「劇的においしい」「劇的に安いです」「伝串(鶏皮串)のセット、ここのテーブル3回目です」
平日の早い時間からにぎわいを見せる店内ですが、新型コロナが流行った際には、大きな打撃を受けました。
運営する「海帆」の2021年度の売り上げは、およそ8億円と、コロナ禍前の5分の1以下にまで落ち込んだのです。
居酒屋を展開する「海帆」 吉川元宏社長:「飲食だけしかやってなかったことで、弊社も倒産の危機まで陥った。120店舗あった店舗も、19店舗まで縮小しまして。何とか耐え忍んできた」
新型コロナが徐々に収束し、ようやく見えてきた売り上げアップの兆し。しかし、そこに直撃したのが「電気代の高騰」でした。
吉川社長:「(電気代は前年比)2倍です。結構、死活問題だと思いますよ、この電気代の高騰は」「(Q.現状だと無理してる?)とても大変です。ビールと伝串(ばかり)が出たら赤字です」
売り上げは伸ばしたいが、看板メニューの値上げはしたくない。そこで思いついたのが、ある秘策でした。
吉川社長:「新規事業を開始しました。飲食業がこういうところに乗り出すのは多分、日本初だと思う」
■売電×農作物の生産 「一石二鳥」の試み
居酒屋チェーンによる新たな試み。その現場は、緑あふれるのどかな場所にありました。
海帆 エネルギー事業担当 大平雅人さん:「こちら正面の発電所になります」
海帆が新たに始めたのが「太陽光発電」。現在、工事中の所も含めると、50カ所以上にも上ります。
年間予想発電量は、およそ600万キロワットアワー。これは、一般家庭およそ1500世帯が1年間に消費する電力をまかなえる量に相当します。
大平さん:「限られた土地なので、有効に利用していくためには、下で作物を作って、上で太陽光発電をする。現状、カボチャを作物として選定しておりまして」
発電した電気を売る売電を、飲食業とは別の柱として育てつつ、作った農作物は居酒屋で提供するという、一石二鳥の新たな試みです。
■アマゾン関連企業と“異例契約” 復活へ
それに対し、あの世界的な企業が関心を抱いて、声を掛けてきたのです。
アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス氏:「アマゾンは2025年までにすべての事業を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指しています」
再生可能エネルギーの調達に積極的なアメリカの大手IT企業、アマゾンの関連企業が、海帆の作った電気の買い取り手として、名乗りを上げ、契約を結ぶことになりました。
吉川社長:「アマゾン社からお声掛けを頂きましたので。多分、向こうから見ると名も知れてない会社が(太陽光発電に)手を挙げてやるのが、面白いと言っていた」
年間で数億円の売り上げを見込んでいるという、海帆の太陽光発電事業。激安メニューの提供を続けるためには、必要な企業努力だといいます。
居酒屋を展開する「海帆」 國松晃会長:「(太陽光発電の)売電をしていくということをしているが。エネルギーの部分とかも、居酒屋を守るために、色々なことを飲食企業としてはやっていかないといけない」
(「グッド!モーニング」2023年6月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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