軽トラで登場…栗山監督が凱旋 日本ハム新球場開幕戦で行列 駅から20分課題も…(2023年3月30日)
侍ジャパンの栗山監督が自宅がある北海道栗山町に凱旋し、自ら軽トラックを運転して役場前に現れました。同じ北海道では、30日に開幕戦を迎える日本ハムの新しい球場に長蛇の列ができていました。
■栗山監督が凱旋 軽トラで登場
自家用軽トラックを運転し、ジャージと長靴スタイルで登場。栗山監督曰く、これが「日常の姿」なのだそうです。
栗山英樹監督(61):「(Q.栗山町に帰ってきてどうですか)アメリカに行って時差で全然寝られなくて、試合が終わっても全然寝られなくて、こっちに帰ってきてやっと寝られました。やっぱりすごい力ですね、栗山町の力は」
札幌から車で1時間ほどの人口およそ1万1000人が住む街、栗山町。住民から熱烈な歓迎を受け、頬が緩みっぱなしです。
栗山英樹監督:「僕が皆さんに応援してもらって、栗山町の皆さんや栗山町の子どもたちを僕が応援する番なので、何か僕にできることがあったら、きのうからずっと仕事が全くない人間なので、毎日暇にしているので、声を掛けてもらいたい。本当に皆さん、ありがとうございました」
栗山町民:「久しぶりに(栗山監督を)見た」「格好良かったです」「次回はどういうことになるか分からないけど『ゆっくり休んで下さい』と言いたい」
栗山町では、5月以降に監督の凱旋パレードが予定されています。
■日本ハム新球場 開幕戦で行列
また、30日に開幕するプロ野球は北海道からプレーボール。他球団に先駆けて新球場「エスコンフィールド北海道」で日本ハム対楽天戦が行われます。
球場を訪れた人:「信じられないです。本当にできるんだなと思って。実際に野球を見に行って夢見心地でした」
今シーズン以降、ファイターズの本拠地は人口およそ196万人の札幌市から6万人足らずの北広島市へ。ホテルやレストランなど、球場を核とするアメリカ流の「ボールパーク」を建設。プロ野球ファンだけでなく地元の人たちもワクワクが止まりません。
さらに、新球場のすぐそばでは高層ビルの建設も。他球団に先駆けて、まもなく始まる日本ハム対楽天の開幕戦。ファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」にダルビッシュ投手のユニフォームを着たファンもいました。
球場には開幕戦に向けて29日から並んでいる人の姿もありました。
先頭で並んでいる人:「(Q.いつ頃から並んでいる)お昼すぎくらいですね。あしたに向けてワクワクですね」
球場の収容人数は3万5000人で、日本初の開閉式屋根付き天然芝球場をメインに様々なジャンルのフードショップ、日本初となる球場内のホテル、さらに世界初の球場内温泉施設やサウナと、エンタメ要素が盛りだくさん。
レジャーやグルメなど街を上げて開場を待ちわびているボールパーク。効果は経済面で早くも現れています。国土交通省が先週発表した公示地価によりますと、北広島市内は地価上昇率が住宅地・商業地ともに全国1位を記録。
新球場のすぐ側ではマンション建設も進められています。これまで大都市・札幌のベッドタウンだった北広島市は「エスコンフィールド北海道」の開場で北海道の空の玄関口「新千歳空港」との中間辺りという場所を生かした様々な需要が生まれているようです。
■駅から徒歩20分 新球場に課題
一方、課題も…。最寄り駅から球場までの距離です。JR北広島駅から球場まで徒歩20分かかる立地のため、シャトルバスに行列ができていました。さらに、バスの支払いは片道200円。現金か「VISAタッチ」のみで交通系のICカードが一切使えず、待ち時間が長くなるとの課題も見えてきました。
WBC優勝で勢いがついたプロ野球。3年ぶりに声出し応援解禁となり、選手への声援が届きやすくなります。
■WBCトロフィー 今後の展示は
WBCの優勝トロフィーですが、過去2回の優勝の際はプロ野球12球団の本拠地で巡回展示が行われました。現時点で、いつ、どこの球場で展示されるか分かっていませんが、関係者によりますと、今後、各球場に展示する予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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