反プーチン政権 動き活発化 ナワリヌイ氏釈放求め支持者100人超拘束か(2023年6月5日)

反プーチン政権 動き活発化 ナワリヌイ氏釈放求め支持者100人超拘束か(2023年6月5日)

反プーチン政権 動き活発化 ナワリヌイ氏釈放求め支持者100人超拘束か(2023年6月5日)

 ロシア国防省はウクライナが大規模な反転攻勢を開始したと発表しました。一方、ウクライナ側はSNS上に「計画は沈黙を愛する」「開始宣言はない」と投稿しています。

■「ウクライナが大規模反転攻勢」ロシア国防省

 がれきの中には本や子どものおもちゃ、小さな子どもの靴も交じっていました。

 住民:「子どもが1人で家にいたから、駅から車をよけながら走って帰りました。窓の柵が外せたので助け出せました。今は集中治療室にいます」

 ウクライナ中部ドニプロ近郊では3日、ロシアによるとされる爆撃があり、子ども5人を含む22人が負傷し、2歳の女の子が死亡しました。ロシアはウクライナ各地への攻撃を続ける一方、こんな発表をしました。

 ロシア国防省、コナシェンコフ報道官:「6月4日の朝、敵はドネツク南部方面の5つの地区に対して大規模な攻撃を仕掛けた。敵の目標は我々の防衛線を突破することだったが、その目標は達成されなかった」

 ロシア側はウクライナが大規模な反転攻勢を開始したと主張しています。

■ウクライナ“反転攻勢”宣言せず 沈黙動画

 対するウクライナのマリャル国防次官。SNSに1つの動画を投稿しました。兵士らが次々と口元に人差し指を当てています。添えられた文言は「計画は沈黙を愛する。開始宣言はない」。反転攻勢に関するメッセージだとみられます。反撃が明言されないなか、動きを活発化させているのがプーチン政権と敵対するロシア人組織です。

 自由ロシア軍団Telegramから:「我々の提案はこの捕虜たちの交換だ」

 「自由ロシア軍団」と「ロシア義勇軍弾」による共同声明。プーチン政権と敵対し、ウクライナ側に立って戦うロシア人組織です。4日、ウクライナと国境を接するロシア・ベルゴロド州に侵入し、複数のロシア兵を捕虜にしたと主張。ベルゴロド州の知事に捕虜交換を呼び掛けたものの、知事が約束の場所に来なかったため、ウクライナ側に引き渡すとしました。

 自由ロシア軍団:「まもなくこの捕虜たちにも、プーチンによって引き起こされた戦争のあらゆる卑劣さと不正義が分かるだろう」

■ナワリヌイ氏釈放求め 支持者100人超拘束か

 モスクワでは路上で意思表示をする人々が次々と軍や警察に拘束されました。4日は収監中の反体制派指導者、ナワリヌイ氏の誕生日。支持者らが釈放などを訴え行動を起こしましたが、人権団体によると、ロシア全土で100人以上が拘束されたといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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