「ワグネル」プリゴジン氏 政権批判繰り返す(2023年6月3日)
ロシアの強硬派のプリゴジン氏が政権批判ともとれる発言を繰り返しています。ロシアの国営メディアは触れないのに対し、独立系メディアなどが詳しく報じています。
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」を率いるプリゴジン氏は、ウクライナ東部の激戦地バフムトから撤退した5月下旬以降、極東ウラジオストクや中部のノボシビルスク、エカテリンブルク、西部のニジニ・ノブゴルドなどロシア全土を訪れ、支援者らと会合を開いています。
現地メディアなどによりますと、プリゴジン氏はウクライナでの戦闘の実態を直視しなければならないとし、「すべてがうまくいっている」といった宣伝を繰り返す軍部や政権を批判し、戒厳令の導入とさらなる動員が必要だと訴えています。
プリゴジン氏は政治的な意図はないとしていますが、各地で記者対応もしていて、言動が発信されることを意図しているとみられます。
ただ、こうしたプリゴジン氏の発言はロシアの国営メディアではほとんど伝えられません。
反体制派メディア「モージェム・アビスニーチ」は、国営メディアの報道内容を分析し、「放送上でプリゴジン氏の名前はタブー視されている」と指摘しています。
一方で独立系メディアや地元メディアは、プリゴジン氏言動を詳しく報じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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