今夜からピーク 東京23区 大雨警報 車は屋根しか見えず「水につかった」(2023年6月2日)

今夜からピーク 東京23区 大雨警報 車は屋根しか見えず「水につかった」(2023年6月2日)

今夜からピーク 東京23区 大雨警報 車は屋根しか見えず「水につかった」(2023年6月2日)

 列島各地で、非常に激しい雨が続き三重県や和歌山などでは線状降水帯が発生。各地の川が氾濫する事態となっています。関東でも雨は激しさを増し、2日、東京23区にも雨洪水警報が出ています。雨は2日夜から3日朝に掛けてさらに強まるとみられ、災害級の大雨に警戒が必要です。

 2日午後になり雨雲は東へ。静岡では、目を開けられないほどの激しい雨をとらえました。強い雨と風が、傘を次々壊していきます。

 職場から帰宅指示が出た人:「(Q.仕事ですか)はい。(大雨)警報が出たので終わりました」

 警戒が必要なのは、河川の氾濫です。2年前、台風で増水した安倍川。普段は見えている川岸の木々。2日の午後から増水し、みるみる水位が上がりました。川岸の景色を一変させています。

 愛知県では、緊迫した空気が流れていました。水につかった白い車。屋根だけが見えます。中に人がいないか消防が確認作業に追われています。幸い、車の持ち主は別の場所にいて連絡が取れました。

 三重県・伊勢神宮を流れる五十鈴川。この雨で濁流となっています。すぐそばにある、おはらい町。お伊勢参りどころではありません。三重県では線状降水帯が発生しました。

 午後になり、雨は徐々に関東へ向かいました。赤い帯が所々出現している様子が分かります。

 神奈川県・箱根。午後になり、雨足が強まりました。

 東京都心も、危険が迫っています。初めて線状降水帯の予測情報が発表された関東甲信。朝から雨は降り続き、帰宅を早める人が相次ぎました。

 大阪から来た人(50代):「めまぐるしく変わるので大変やね。歩くとね」
 千葉から来た人(50代):「(神社に)お参りしてすぐ帰る」「(Q.理由は?)台風が来るから」

 週末、本来ならにぎわう新橋の繁華街も。きょうばかりは閑散としています。

 外呑処へそ新橋0号店2・峯本潤也店長:「店は全然がらがら。人通りもかなり少ない。10分の1とか、この時間満席の時間なので」

 関東甲信地方では2日夜から3日の午前中に掛け、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

 イベントは続々中止となっています。今年で42回を数える横浜開港祭。二日間でおよそ70万の人出が訪れる祭り。100店舗が出店を見合わせ、人気の花火も中止です。

 横浜開港祭、広報渉外委員会・大野かなえさん:「横浜市民の皆さまが楽しみにしていたのを中止にするのはすごく苦しい思い」

 水上から花火を眺めるクルーズ。4年ぶりの開催でしたが苦渋の決断です。

 ジール、パーティ!イベント事業部・米澤知紗さん:「台風の影響で欠航。出だしというところで、すごく残念なのが正直な心境」

 上野で予定されていたフードフェスも中止。土日の開催に望みを託します。

 ウエノデフードフェス、予定事業委員長:「今年度から大々的に緩和されて、野外での会食を楽しんで頂きたい思いで取り組もうとしている。致し方ない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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