藤井六冠　最年少「七冠」なるか　地元フィーバー　特別メニューも(2023年6月1日)

藤井六冠　最年少「七冠」なるか　地元フィーバー　特別メニューも(2023年6月1日)

■まもなく決着？　勝負おやつは

　対局再開前、瞑想（めいそう）するかのように目を閉じ、ひざの上で手を組んで名人が来るのを待つ藤井聡太六冠（20）。1日午前9時、先月31日に藤井六冠が封じた56手目が開封されました。

　長野県高山村での名人戦第5局2日目。開始早々、渡辺名人が長考に入る展開のなかで迎えた午前10時のおやつタイム。藤井六冠が選んだのはフルーツスフレロール。フレッシュな果物はもちろん、きめ細かいメレンゲを使いたいと、専用のミキサーを作ったというこだわりの一品です。

　旬彩菓たむら・田村康博店長：「生地が一番こだわっている。あまりフワフワとした感じではない、歯ごたえがあります」

　そして今度は藤井六冠が2時間もの長考中での昼食休み。渡辺名人がゲン担ぎの定番「勝カレー」だったのに対し、藤井六冠は信州といえばそばということで、天ぷらといなりずしが付いたボリューム満点のそばセットです。

　七番勝負の名人戦で、ここまで3勝1敗の藤井六冠。あと1勝で史上最年少、二十歳での名人タイトル獲得に加えて七冠となります。七冠は1996年の羽生善治九段以来、史上2人目。さらに最年少記録の更新がかかります。

■地元フィーバー　特別メニューも

　藤井六冠の地元の愛知県瀬戸市では、七冠達成の瞬間を見ようと人々が集まっています。

　地元の人：「このままいけば多分取れると思うので、平常心でしっかり楽しんで、タイトルをつかんでほしい。頑張れ聡太」

　早くも七冠達成の新メニューを準備した店もあります。

　喫茶スマイル・鈴木松子店長：「これで、うちの人気メニューすべてそろいました」

　気になるのは七冠なのに料理が6品しかない点ですが、イラストの下に隠れていたのは…。

　喫茶スマイル・鈴木松子店長：「大当たりです。一番の大当たりです」

　お店で使えるお得なサービス券がランダムに当たります。このメニューは七冠達成の翌日から販売の予定です。

　藤井六冠の七冠なるか…。名人戦第5局は現在も続いていて、まもなく決着する見通しです。
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