父親が投降を勧めたか…発砲立てこもり事件 容疑者確保までの経緯(2023年5月26日)
長野県中野市で男が住宅に立てこもり、警察官ら4人が死亡した事件。青木正憲容疑者(31)は警察官1人を殺害した疑いで逮捕されました。
事件の概要を整理します。
青木容疑者は、 両親と、伯母の4人で現場となった自宅に住んでいました。警察によりますと、25日夕方、近くに住む村上幸枝さん(66)をナイフで刺したのち、通報を受けて駆け付けた警察官2人、玉井良樹警部補(46)、池内卓夫巡査部長(61)に向けて猟銃を発砲。その後、自宅に立てこもりました。
自宅には、母親(57)と伯母(60)の2人がいました。2人は、25日午後8時30分過ぎと、26日午前0時10分ごろ、いずれも自力で家を出て、警察に保護されています。
事件の被害者は、現場付近で26日朝になってから遺体で見つかった竹内靖子さん(70)を含め4人です。
2人を知る人によりますと、亡くなった女性2人は仲が良く、毎日散歩をしていて、楽しそうな声が家の中にも声が聞こえてきたそうです。容疑者自宅の前も2人の散歩コースだったといいます。また、亡くなった村上さんは、青木容疑者の母親と友人だったという証言もありました。
青木容疑者は「被害者の女性に悪口を言われたと思って殺した」「射殺されると思ったので駆け付けた警察官も殺した」 と話しているということです。
青木容疑者は26日午前4時半過ぎに確保されました。
捜査関係者によりますと、午前4時9分ごろ、青木容疑者から父親に電話がありました。その時点では出られず、4時12分ごろに父親がかけ直しました。父親が、その電話で投降を勧めたとみられます。
電話をして約10分後、室内の電気が消えました。そして、午前4時27分、容疑者から再び、父親に電話があります。3分後に電話が切れましたが、その際、現場では「投降の可能性があり」注意との情報がありました。
午前4時36分、青木容疑者が建物から出てきて、その場で、確保されました。
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