韓国の専門家視察団が福島第一原発を視察 「見たい設備はすべて見た」｜TBS NEWS DIG
東京電力福島第一原発で計画されている処理水の海への放出をめぐり、韓国の視察団が現地を訪れ、放射性物質を除去する設備などを視察しました。
韓国視察団の団長 劉国煕 韓国原子力安全委員会委員長
「私たちが当初計画していた、見たい設備はすべて見ました」
原発施設や放射線分野の専門家21人で構成される韓国の視察団は23日、福島第一原発で放射性物質を取り除くための「ALPS」と呼ばれる設備の状況を確認。その後、放出前の処理水が基準を満たしているか測定するための「K4タンク群」や、運転制御室の状況も調べたということです。
この日の視察は午前10時ごろからおよそ9時間にわたり、視察団の団長は日本側に追加資料の提出を求めることもあったと説明しました。
視察団は24日も第一原発を訪れ、処理水の保管状況や放出設備の状況などを確認し、25日に日本側の関係者との会合に臨んだ後、帰国することにしています。
福島第一原発では、放射性物質を含む処理水を基準以下に薄めたうえで、今年の夏ごろまでに海への放出を始める予定です。
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