「エコカー減税」延長へ 一方、減税の対象車“絞り込み案”浮上で業界団体は批判|TBS NEWS DIG
最新の電気自動車だと初回の車検で3万円減税されることがある「エコカー減税」。来年4月までの期限を前に、延長するかどうか、山場にさしかかっています。
環境性能の高い自動車は自動車重量税が減税される「エコカー減税」。大型のEVなら2回の車検で5万円免除されることもありますが、来年4月に期限を迎えます。
しかし、今、自動車販売店で問題が起きていました。
ウチダオート 中島義博取締役
「半導体の不足というのも、ハイブリッドだとかなり個数を使うので影響はかなり大きい」
見せてくれたのは納車待ちのリスト。半導体不足で半年から1年待ちもあります。
しかし、納車の時点で制度が終わっていると減税が受けられなくなるのです。
宮沢洋一税調会長
「それなりの猶予時間を作ってほしいという話」
そのため、与党内では、半年から1年延長する方向で議論が行われています。
ただ、エコカー減税をめぐっては他にも課題が。
記者
「奥にある軽乗用車も、こちらの乗用車もエコカー減税の対象なんです」
市場全体では、新車のおよそ7割が減税や免税の対象です。
与党税調幹部
「さすがに対象が多すぎるだろ」
エコカーの増加などで、自動車関連の税収はこの15年でおよそ1.7兆円減少。道路の補修などの財源が不足するため、減税の対象を絞り込む案も浮上しています。
ただ…。
日本自動車工業会 豊田章男会長
「世界一高い自動車税を軽減してくださいと、ずっと申し上げております」
自動車の業界団体は、▼「エコカー減税」の対象車の絞り込みは増税だと批判。▼購買意欲をそぐとして据え置きを強く要望しています。
政府は今、自動車業界に賃上げのけん引役を期待していて、どこまで踏み込めるかは不透明です。
与党の税制改正大綱は、今月15日ごろに取りまとめられます。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/i9gkIMq
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/IxgFhvd
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/xTke2qA
コメントを書く