『減る神戸・増える明石』神戸市の悩みは「お隣への人口流出」今年150万人切る見通し(2023年5月23日)
人口150万人を切る見通しの神戸市。人口流出への対策は?
(神戸市 久元喜造市長)
「今年中にも人口150万人を割り込むということが想定されます」
5月23日、異例の言及から始まった神戸市・久元喜造市長の会見。今年5月1日時点で神戸市の人口は150万3763人です。去年より約7000人減少して、今年3月には1か月間で約2800人減少したといいます。その理由は、出生者数が死者数を下回る「自然減」だけではありません。神戸市のお隣の『明石市への人口流出』です。
2011年から今春まで明石市の市長を務めた泉房穂氏は、18歳までの子どもの医療費や中学校の給食費など「5つの無料化」を政策として掲げて、子育て支援に力を入れてきました。その結果、明石市の人口は2012年以降は10年連続で増加。明石市と神戸市の間の移動を調べると、2013年以降はずっと神戸市から明石市へ移住する人の方が多い状態が続いています。
この状況について神戸市の久元市長は次のように話します。
(神戸市 久元喜造市長)
「明石の人口増加というのは、開発適地がかなりあった。まだあるだろう、ということが一番大きな決め手ではないかと思います。(Q開発以外の政策については?)ほとんど関係がないだろうというふうに思います」
一方の神戸市民はどう捉えているのでしょうか。
(神戸市民)
「子育て支援をもう少し手厚くしてほしい」
「子育て世帯とか観光客が呼べるような対策をとってもらいたい」
「明石市にできていることが、神戸市ができないというのは、おかしい」
久元市長は、神戸市独自でより詳細な人口変動を調べて、新たな対策を検討するということです。
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