G7会場の目の前に…被爆者が運ばれた島「平和な世界へ一致団結を」男性訴え(2023年5月19日)
各国の首脳が集うG7広島サミットの会場の目の前には、原爆で負傷したおよそ500人が運ばれ、息絶えた島があります。この島から「平和への歩みを着実に進めてほしい」と訴える男性がいます。
金輪島のライブハウス「土龍」のオーナー・福井和久さん:「岸田さんのおかげだと思いますけども、広島が注目されるっていうことは非常に重要。こういう場所で(原爆の)話を思い出すことで、歴史の中で少しでも抑止力に。戦争反対って言うのは簡単ですけれども、なかなか思うようにはならないですけれども、何かできることがあれば良いなと思います」
サミットは広島湾に浮かぶ宇品島のホテルで開かれています。
この島から東におよそ1キロ離れた場所にあるのが金輪島です。
1945年に原爆が投下された直後、金輪島にはおよそ500人の被爆者が運ばれ、この島で息絶えたとされています。
島に住む福井和久さんは特別な思いでサミットの会場を見つめています。
金輪島のライブハウス「土龍」のオーナー・福井和久さん:「平和な世界に一致団結してほしい。非常に難しいとは思うけれどもそのための歩みっていうのは着実に進めてほしい」
福井さんはこのサミットで「核がない世界の実現は難しいと思うが、発信し続けないと実現は0%になってしまう。発信することで変えてほしい」と訴えます。
島にある慰霊碑は原爆の悲劇を静かに伝えています。
福井さんはこの島から岸田総理の各国への呼び掛けに期待しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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