ミャンマー西部にサイクロン“直撃”難民キャンプ被害 400人超死亡か(2023年5月17日)

ミャンマー西部にサイクロン“直撃”難民キャンプ被害 400人超死亡か(2023年5月17日)

ミャンマー西部にサイクロン“直撃”難民キャンプ被害 400人超死亡か(2023年5月17日)

ミャンマー西部に14日、カテゴリー『5』、最強クラスのサイクロンが上陸しました。

最大瞬間風速70メートル。新幹線並の速度で吹き荒れる暴風雨。高さ3メートルの高潮も発生し、沿岸部は広範囲で洪水に見舞われました。

国軍の発表では、倒壊した家屋が1万棟以上に上るそうです。しかし、これだけの被害が出ているのに、現時点の死者は21人としています。

ミャンマーとバングラデシュの国境近くには、国内で迫害を受けている少数派イスラム教徒・ロヒンギャの難民キャンプが20以上集まっています。ここをサイクロンが直撃。なかでも最もキャンプが集中し、14万人が暮らす地域で甚大な被害が出ています。

民主派勢力の発表では、現在、確認されている死者は435人。その400人以上が、難民キャンプが集中する地域です。国軍は、ロヒンギャの人々を“自国民”と認めていないため、死者にカウントしていないのではと指摘されています。
ロヒンギャ難民:「家族14人のうち生き残ったのは5人だけ」
ロヒンギャ難民:「子ども、女性、男性17人の遺体を回収した。我々の村では、まだ100人以上の行方がわかっていない」

当時、避難指示が出されていましたが、ロヒンギャは身分証がなく、移動制限もかけられているため、キャンプにとどまらざるを得なかったことが被害拡大につながったとも一部で報じられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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