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世界で問題“飼料価格の高騰” 女子高校生が考えた打開策は…コオロギ?たどり着いた「発酵飼料」【SDGs】|TBS NEWS DIG
シリーズSDGs「地球を笑顔にするウィーク」です。ウシやブタ、ニワトリなどを育てる飼料価格の高騰が世界的な問題になっていますが、畜産を学ぶ鹿児島の女子高校生が、その解決策を考えました。女子高校生が注目したものとは?
「安いものではなく、いいものを食べさせたいので、こだわりたい」
鹿児島県のいちき串木野市にある市来農芸高校2年生・上村愛さんです。実習でブタやウシを世話するうちに飼料が高騰して農家が困っている現状を知り、解決策を考えました。
そのプランの主役は…コオロギです。上村さんは授業で昆虫について学んだ際、コオロギは100グラム当たりのタンパク質がおよそ60グラムと高タンパクであることを知りました。
一般的な配合飼料のタンパク源は大豆かすですが、その多くは輸入に頼っています。コオロギを代わりに使えば、国産でまかなえる可能性があると気づき、実験に着手。
市来農芸高校2年 上村愛さん
「(Q.コオロギに触るのは平気?)普段は『逃げる派』だけど、研究対象として見ると何も思わない。よく見たらかわいい」
学校の寮の空き部屋で、まず30匹を飼いはじめ、繁殖を繰り返して500匹に増やしました。そして、友達と試行錯誤を繰り返し、たどり着いたのが…
「コオロギを合わせた飼料」
コオロギを砕いて米ぬか、もみ殻、おからなどと混ぜ合わせて発酵させた「発酵飼料」です。
おいしそうに食べるニワトリを見て、手応えを感じました。
市来農芸高校2年 上村愛さん
「コオロギに含まれるタンパク質が高いので、少しでもあげたら効果が違う。ニワトリは喜んでいると思う」
コオロギは少ない餌と水で飼育できます。上村さんの試算では、年間29万匹を育て500羽のニワトリを飼育した場合、生産コストは一般的な配合飼料の3割から4割程度にまで抑えられると見込んでいます。飼料が発酵したときに出る40度ほどの熱もコオロギの暖房代わりに利用。環境に負荷をかけない育て方も研究しています。
同じ高校で学ぶ仲間たちと研究を続ける上村さん。将来の夢は…
市来農芸高校2年 上村愛さん
「人の食を支えられるような職業に就き、みんながおいしい食材を食べられるような環境をつくりたい」
農業の未来を見据え、高校生が考えた解決策。持続可能な食料生産に向け、実用化が期待されます。
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