【独自】「疲れがたまって…限界」被告が上告取り下げ…老人ホーム転落死で死刑確定(2023年5月15日)

【独自】「疲れがたまって…限界」被告が上告取り下げ…老人ホーム転落死で死刑確定(2023年5月15日)

【独自】「疲れがたまって…限界」被告が上告取り下げ…老人ホーム転落死で死刑確定(2023年5月15日)

 川崎市の老人ホームで入所者3人を殺害した罪に問われ死刑判決を言い渡された被告が、最高裁への上告を取り下げたことが分かりました。これで死刑判決が確定したことになります。

 今井隼人被告は2014年、川崎市にある老人ホームで入所していた80代と90代の男女3人を、ベランダから投げ落として殺害した罪に問われました。

 今井被告側は「警察の意図をくんで虚偽の供述をした」などと無罪を主張していましたが、1審の横浜地裁は「裁判での説明は全体として完全に破綻(はたん)している」「真実を知りたい遺族の前で犯行を否認し、更生の出発点にも立っていない」として死刑判決を言い渡し、2審の東京高裁もこれを支持しました。

 今井被告側は最高裁に上告していましたが、15日までに取り下げていたことが分かりました。

 テレビ朝日の取材に対し、今井被告は「ここまで長く戦ってきて気持ち的にも疲れがたまっていました。限界であると思い、上告の取り下げをしようと考えております」とする手紙を送っていました。

 上告が取り下げられたことで、今井被告の死刑判決が確定したことになります。
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