ロシア軍 バフムトで“焼夷弾使用” 上空から無数の炎 病院近くか(2023年5月8日)

ロシア軍 バフムトで“焼夷弾使用” 上空から無数の炎 病院近くか(2023年5月8日)

ロシア軍 バフムトで“焼夷弾使用” 上空から無数の炎 病院近くか(2023年5月8日)

 ウクライナ軍が公開した激戦地・バフムトの街に無数の炎が降り注ぐ映像です。ロシア軍が非人道兵器である白リン弾を焼夷(しょうい)弾として使ったと非難しています。

■上空から無数の炎 病院近くか

 空から雪のように白い光が降ってきています。そして、その下では町が燃えています。ウクライナ特殊作戦軍が公開した東部の要衝、バフムトで撮影されたという映像です。

 ウクライナ国防省もドローン映像を公開。ロシアが焼夷弾を落としたと非難し、白リン弾が使われたと主張しています。白リン弾の火は燃え広がりやすく消火が難しいとされています。

 イギリスBBCは白リン弾が使われたかは不明なものの、場所はバフムト市街地西部の小児病院の近くだと分析しています。バフムトを巡る攻防は8カ月以上に及びます。

 ロシア国防省報道官:「突撃分遣隊が作戦を継続し、バフムトの2つの地域を制圧した」

 ロシアは制圧作戦の継続を主張しています。ただ、アメリカの情報機関は去年12月から5月までの間、バフムトとその周辺だけでロシア軍の死者は2万人を超え、8万人が負傷したと推計しています。死者の半数はロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員だとみられています。そのワグネルのトップ、プリゴジン氏。 

■ワグネルトップ一転 戦闘継続

 民間軍事会社「ワグネル」創設者、プリゴジン氏:「弾薬が70%不足している。ショイグ(ロシア国防相)、ゲラシモフ(ロシア軍参謀総長)、弾薬は一体どこにあるんだ」

 弾薬不足で多数の死者が出ていると、ロシアのショイグ国防相やゲラシモフ参謀長を激しく罵り、10日にバフムトから離脱すると表明していましたが…。

 プリゴジン氏:「戦闘継続のために必要な弾薬と武器の供給が約束された」

 7日に公開した音声では方針を転換させる考えを示しました。そして、8日月曜日。9日の戦勝記念日を前にロシアの攻撃は再び首都キーウにも向けられました。

 リポーター:「こちらのビルですが4階が破壊され、ベランダも窓もなくなっています」

 7日夜から8日未明にかけ、ロシアはウクライナの首都キーウに対してドローン攻撃を仕掛けました。その時、撮影されたとされる映像です。飛んでくるのはウクライナ軍の地対空ミサイルでしょうか。ドローンを撃墜したと見られますが…。ウクライナ当局によると、ドローンはすべて撃墜されましたが、残骸が住宅やガス貯蔵施設などに激突し5人がけがをしたといいます。

■国際舞台で国旗巡り乱闘騒ぎも

 国際会議の場ではウクライナの国章旗を巡り、もみ合いが発生しました。ウクライナ国旗をつかみ取り立ち去ろうとするのはロシアの代表団の男性。そこに駆け付けたのはウクライナの代表です。

 男性:「ウクライナの旗に何をする気だ」

 CNNによると、ロシア代表団の女性が取材を受けていた時、背後でウクライナ代表団の1人が国章旗を掲げたため、ロシア側が旗を奪い取ったといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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