不要アクリル板を“再利用” アクセサリーに加工…新型コロナ きょうから「5類」移行(2023年5月8日)

不要アクリル板を“再利用” アクセサリーに加工…新型コロナ きょうから「5類」移行(2023年5月8日)

不要アクリル板を“再利用” アクセサリーに加工…新型コロナ きょうから「5類」移行(2023年5月8日)

 8日から新型コロナウイルスの感染症法上の分類は、インフルエンザと同じ「5類」に移行する。各地で感染対策のアクリル板が撤去されるなか、再利用する取り組みも始まっている。

■「5類」移行へ 各地で準備進む

 WHO(世界保健機関) テドロス事務局長:「新型コロナウイルス感染症の世界的な緊急事態の終了を宣言する」

 WHOのテドロス事務局長は5日、3年以上に及んだ新型コロナウイルスの感染症に関する国際的な公衆衛生上の緊急事態を解除すると発表した。

 そうしたなか、日本では8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行する。

 80代:「年齢がいっているので心配です。やっぱり亡くなっている方は高齢の方が多いじゃない。かかったらアウトかなと思っちゃう」

 50代:「早く普通に戻りたいなっていう気持ちもありつつ、やっぱりちょっと心配っていうか」

 7日、各地で5類移行へ準備が進められていた。

 広島では、県が運営する10カ所のPCR検査場をすべて閉鎖。東京都も一般向けの無料検査と検査キットの無料配布の受け付けを7日で終了した。

 さらに、羽田空港では消毒液や搭乗客の体温を確認するサーモグラフィーが撤去された。

 厚生労働省では2日、職員食堂で一部の座席を除くアクリル板の仕切りが取り外された。

■不要アクリル板 “1点もの”へ

 そうした不要になったアクリル板が再利用されている場所がある。

 森葉子アナウンサー:「もうすでに、よく見掛けていたアクリル板が置かれてますが、この段ボールに入っているものは…?」

 株式会社ツクリ 井村文紀代表:「コロナの時に使っていた説明用の看板、ファインと呼ばれるものですね。2日ほど前に回収してきたものになります」

 そう話すのは東京・月島にあるデザイン工房ツクリの井村代表だ。

 ここに置かれているのは、都内の水族館や百貨店などから回収したアクリル板だという。一体、どう再利用されているのか。

 井村代表:「色んなカラーの廃材がありまして、そういったものをミックスすることで、こういった板状に」

 様々な色のアクリル板を使ってカラフルな1枚の板にしてから、ピアスなどのアクセサリーに加工しているという。

 すべてが1点もので、同じ模様のものはないという。どれも井村さんの思いが込められている。

 井村代表:「元々アクリルの職人をやっていて、廃棄の仕方を間違えると環境に良くないとか、またアクリルが悪者になっちゃうと…。(アクリルは)廃棄するしかないというイメージの人が多いと思うんですけど、有効利用する方法があるので、相談していただければうれしいです」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年5月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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