子どもの声は騒音か否か?本音から考える法制化の是非(2023年5月2日)
小倉こども政策担当大臣:「今後それぞれの施設において円滑に『こどもファスト・トラック』を導入できるよう、具体的な取り組みを働き掛けていきたいと思います」
1日に小倉大臣が視察したのは国立科学博物館。
実は、ここでは先月末から子連れが優先的に入場できる「こどもファスト・トラック」の運用が本格スタート。子どものための社会づくりが着々と進められています。また、先月には国会でこんな話も…。
自民党・小泉進次郎議員:「ドイツは保育園とか公園を作る時に子どもの声は騒音だと、こういったことでなかなかうまくいかない、頓挫してしまうことがないように子どもの声は騒音ではない、このような法律などもあるそうです」
“子どもの声は騒音ではない”とする法制化の是非です。日本でも公園や保育所の子どもの声が度々トラブルに発展。そこで小泉議員はドイツを例に「育児中の方が肩身の狭い思いをしないよう」に整備を呼び掛けたのでした。
これに、異次元の少子化対策を最重要課題に掲げる岸田総理大臣も…。
岸田総理大臣:「子どもの声が騒音であるという声に対して我々は考えを改めなければいけない。こういった問題意識に私も共有を致します」
しかし、これには反対の声が噴出。
ツイッターの声:「状況によっては騒音だよ」「法制化なんておかしい」
20代の女性もモヤモヤとした気持ちを抱える1人…。
子ども嫌いさん(20代):「基本的にうるさいと思っていて、甲高いですし、大人と違って叫んだりとか、遊びで大声出したりする機会が多いので、子どもの声は本当に騒音だと思います。法律化するのは反対ですね。騒音かどうかというのは人それぞれの考えもありますし、騒音被害に遭った方はその方はすごいノイローゼみたいになってしまうような方だっているし、それを法律で禁じてしまうと、やりたい放題になってしまうのではないかなって。『こういう場所では静かにしなきゃいけない』というのを教える大事な社会勉強にもなっているのに、それを法律で『いいよ』としちゃうのは違うんじゃないかと思います。子どもにすごい甘い社会だと思っています」
果たして、子どもの声は騒音か否か…。そして、社会はどこまで子どもを優先すべきなのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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