「2008年ほどの危機感はまだない」米で史上2番目の銀行破たん 金融大手が買収で大きな混乱は見られず|TBS NEWS DIG
破たんしたアメリカのファースト・リパブリック・バンク。世界的金融危機につながったリーマンショック以降、最大規模の銀行破たんですが、金融大手のJPモルガン・チェースに買収されたことで混乱は見られません。
記者
「ニューヨーク・マンハッタンにあるこちらの店舗では、破たんの発表後も特に大きな混乱は見られず、営業を続けています」
利用者
「口座を閉鎖するつもりです」
「私は資金を預けていますが、この銀行は今はJPモルガンです。預金者としてリスクについて不安はありません」
今後、金融不安は拡大するのでしょうか。専門家は…
大和総研ニューヨークリサーチセンター 主任研究員 矢作大祐氏
「ある程度コントロールしているというところはあって、(リーマンショックが起きた)2008年ほどの危機感はまだない」
ただ、3月に破たんに追い込まれた別の銀行のケースとは異なる点があるとしています。
大和総研ニューヨークリサーチセンター 主任研究員 矢作大祐氏
「元々シリコンバレーバンクは問題があって破たんした。今回(ファースト・リパブリック・バンク)はシリコンバレーバンクの懸念を受けて連鎖的に破たんした。余波になる。リスクが広がったというふうに見ることができる」
また、破たんの連鎖の背景には、歴史的インフレを抑えるため、アメリカの中央銀行が進めてきた急速な利上げの副作用があると指摘しました。
アメリカ史上2番目の規模の銀行破たんについて、バイデン大統領は…
アメリカ バイデン大統領
「(規制当局の)措置は金融システムが安全で健全であることを保証します」
「すべての預金者は保護されている」と強調しています。
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