建築技術の常識が変わる?鉄骨要らずの“コンクリート”3Dプリンター建築の可能性(2023年5月1日)

建築技術の常識が変わる?鉄骨要らずの“コンクリート”3Dプリンター建築の可能性(2023年5月1日)

建築技術の常識が変わる?鉄骨要らずの“コンクリート”3Dプリンター建築の可能性(2023年5月1日)

大林組は先週、壁だけでなく、床も天井もすべて3Dプリンターでつくられた建物『3dbod』を公開しました。

延べ床面積は約27平方メートル、高さは約4メートル。地上部分は3Dプリンターで約60日で建てられました。

入力した設計データをもとに、立体物を出力できる3Dプリンター。その技術を活用する研究が進められています。

建設用の3Dプリンターは、大型のロボットアームで材料を積み重ねていきます。

大林組技術研究所・坂上肇さん:「(Q.3Dプリンターを使うメリットは)人手不足があるので、ロボットが自動で施工することと、球体状や複雑な曲面上の形(今までの工法だと)できなかった形、そういったものを造ることができる」

大林組は国内で初めて、国土交通大臣の認定を得て、新素材『スリムクリート』を使った3Dプリンター専用の建築方法を構築しました。

『スリムクリート』は鉄の繊維が混ざったセメントの一種で、従来のように鉄骨などを必要とせず、デザイン性の高い建物を3Dプリンターでつくることを可能にしました。

鉄骨の代わりになるのに、自由に形を変えられる。そんな新素材で実現したのが、今回の3Dプリンター建築です。

大林組技術研究所・坂上肇さん:「(Q.将来どんなビジョンを)建設業界の自動化を進めていくことに、今後注力をしていきたい。自動化が実現できれば、宇宙の居住空間をつくるという展開まで考えられると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事