「極めてひっ迫」大阪 病床使用率“全国ワースト”いったい何が?忽那医師に聞く(2022年2月11日)
医療提供体制が“極めてひっ迫”している大阪府。何が起きているのでしょうか。
大阪の病床使用率は83%で、ほかの自治体に比べて、圧倒的に高いです。
新型コロナウイルスをきっかけに、持病がさらに悪化した患者を含めた実質的な重症病床使用率は、11日時点で36.3%です。吉村知事は「40%で緊急事態宣言の要請をするか判断する」としています。
感染制御学が専門の大阪大学・忽那賢志教授は、「人口10万人あたりの感染者数では、大阪が全国で最も多く、高齢者の感染拡大で、病床がひっ迫している。これまでにないスピードで、軽症・中等症病床は埋まっている」と話します。
大阪では、入院・療養等調整中の患者も急増。11日時点で8万人以上となっています。先月26~31日の期間で調整中だった患者が、入院した時の症状を示したグラフを見ると、半数以上がすでに中等症I、IIの状態です。
忽那教授は、こうした状況について、「オミクロン株は重症化するまでの期間が短いことがわかってきた。軽症でも入院調整が長引くと、症状が悪化し、入院期間も長くなる。患者の治療も遅れ、重症者を増やす悪循環を生んでいる」と指摘します。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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