GW初日の表参道に“3人組強盗” 去年8月にも被害 容疑者の親族「おちゃめな感じ」(2023年5月1日)
ゴールデンウィークの初日の東京・表参道で強盗事件が起きました。1人は逮捕されましたが、2人は現在も逃走しています。なぜ、わざわざ人でにぎわう時に強盗に及んだのでしょうか?
■閉店間際に…「大きい音が2回聞こえた」
現場近くの防犯カメラが、不審な動きをする車を捉えていました。
バックしながら現れた白い軽自動車。画面から消えたかと思うと、今度は前進しながら現れます。
後部座席には、黒い目出し帽子をかぶり、眼鏡を掛けている人物の姿が。助手席では、青い手袋をした人物が携帯電話で何か撮影しているようです。
この後、白い軽自動車は被害に遭った店の方向へと走っていきました。
事件が起きたのはゴールデンウィーク初日の29日夜。多くの人でにぎわう表参道のアクセサリー店に、刃物を持った3人組の男が押し入りました。
男らは、男性店員に刃物を突きつけ「金を出せ」と脅します。その後、ハンマーのようなものでショーケースをたたき割るなどして、現金およそ19万円やアクセサリーを奪って逃走したということです。
犯行当時、下の階にいた人は大きな物音を聞いたといいます。
犯行当時、下の階にいた人:「大きい音が2回聞こえました。1回目はガラスっぽい物が割れる音。2回目は何かが落ちる音です」
犯行が行われたのは午後8時ごろ、閉店間際の時間を狙われました。
そして30日、警視庁は3人組のうち1人の男を逮捕。強盗容疑で逮捕されたのは、自称・埼玉県東松山市の職業不詳の都築英明容疑者(50)です。
取り調べに対し、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めています。
■専門家「実行を第一優先」 去年も被害
都築容疑者とは、どのような人物なのでしょうか。
親族:「おちゃめな感じですよ」「(Q.強盗というと暴力的なイメージがありますが)いやぁ、ないですね…」
ゴールデンウィーク初日。人々が行きかう繁華街。なぜ容疑者らは犯行に及んだのでしょうか。
元埼玉県警刑事 佐々木成三さん:「ゴールデンウィーク初日ということでお客さんの出入りが激しい。貴金属の買い取り業者なので保管金もある、売り上げもある。そういったうえでは、閉店間際を狙うことで多額の現金があるということを踏まえて、強盗に選んだ店だなと感じました」
さらに、防犯カメラに映った男たちの様子から、今回の強盗には指示役がいる可能性が高いと指摘します。
佐々木さん:「神宮前という、かなりのお店が立ち並ぶ所で人通りもかなり多いし、現場はかなり狭い一方通行。何か“捕まらない”というよりか、“まず実行する”ということを第一優先として考えているような感じがする」
「ルフィ」と名乗る指示役が「SNSの闇バイト」で募集した実行役にフィリピンから指示を送っていた一連の強盗事件に似ている今回の事件。
被害に遭ったアクセサリー店では、去年8月にも強盗事件が起きていました。
警視庁は残る2人の男の行方を追っています。
(「グッド!モーニング」2023年5月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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