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【噴火災害】大量マグマを蓄積!? 藤井キャスターが見た桜島の実態『every.特集』
先月、鹿児島県の桜島を訪れた藤井キャスター。同行するのは鹿児島読売テレビの内田直之アナウンサー。桜島には現在、3400人ほどの人が住んでいる。以前はその名の通り、独立した「島」だったが109年前の噴火によって、海峡が溶岩で埋まり、現在は陸続きになっている。去年は235回と、日常的に繰り返される桜島の噴火。火山とともにある鹿児島県民の暮らし。
火山からもたらされる恵みは各地で見られる。「“有村地区”という地域の由来は“温泉がある村”」だと聞いた藤井キャスター。有村海岸というところに案内され、スコップで浜辺を掘ってみると…なんと温泉が湧き出した! 鹿児島の特産、世界一大きな「桜島大根」も、水はけの良い火山灰土壌がもたらす恵み。
しかし今、桜島は日々、噴火を繰り返しながら地下に大量のマグマを蓄積していると専門家は指摘する。その量は109年前、犠牲者58人にのぼる甚大な被害をもたらした『大正噴火』に匹敵するレベルだという。
1914年の大正噴火は20世紀以降、国内で起きた最大の火山噴火。噴煙は高さおよそ1万8000mまで上がり、大量の軽石や火山灰が降り積もった。そのすさまじさを物語る場所があると聞き、案内されたのは神社。そこで藤井キャスターが目にしたのは、上部1mほどだけ地上に姿を見せている鳥居。「埋没鳥居」と呼ばれるもので、元々3mほどあった鳥居の大部分が、大正噴火による火山灰などの影響で地中に埋まってしまったという。
実はこの大正噴火で、全国各地に灰が降ったという記録が残っている。もしも桜島で大規模噴火が起こると、鹿児島から遠く離れた首都圏にも大きな影響が出る可能性があるという。一体どのような影響が考えられるのか。藤井キャスターが専門家に話を聞いた。
(2023年4月25日放送「news every.」より)
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