三菱UFJ銀行 他行あて窓口振込手数料 一律990円に 理由は“費用の増加”(2023年4月28日)

三菱UFJ銀行 他行あて窓口振込手数料 一律990円に 理由は“費用の増加”(2023年4月28日)

三菱UFJ銀行 他行あて窓口振込手数料 一律990円に 理由は“費用の増加”(2023年4月28日)

 三菱UFJ銀行が、銀行の窓口から他の銀行への振り込み手数料を10月から一律で990円に値上げすることを決めました。この値上げの動きは、他の銀行にも広がっていくのでしょうか。

■“ネット”利用を促す狙いも

 店舗の窓口から他の銀行に振り込む場合、現在は3万円未満は594円、3万円以上は770円です。これが、値上げ後は金額による差はなくなり、一律990円となります。

 ATMから他の銀行に現金振込をする際には、最大で500円以上の値上げとなり、一律880円になります。

 会社員(20代):「めちゃくちゃ高いですね。ほぼ1000円」

 一方、インターネットバンキングでは料金が据え置かれ、ネットの利用を促す狙いもあります。

 主婦(80代):「(Q.他行への振込は?)まあまあ結構しています」「(Q.ネットで振り込むと安いが?)この年になるとそういう気もなく、今まで通りのやり方になってしまいます。息子に頼んだりとか、若い人に頼めればいいんですけど、なかなかそうもいかないし」

 一方で、こんな意見もあります。

 会社員(40代):「最近、ネット振り込みに切り替えました。一回設定したら楽で。時代の流れといいますか、しょうがないのかなと」

 手数料の改定について、三菱UFJ銀行は次のように発表しました。

 三菱UFJの発表より:「サービスの提供状況や、現金の取り扱いに関する費用、詐欺・マネーローンダリング防止に関する費用の増加も踏まえ、持続的なサービス提供のために、一部手数料を改定させて頂きます」

■他のメガバンクは? 予定はないが…

 銀行業界にとって重荷となっている“費用の増加”。人件費の負担も大きいといいます。

 経済部・進藤潤耶記者:「(窓口やATMを)使う人は減っているが、窓口で振り込むためには、そこに人がいなくてはいけない。ATMに関しては色々な所に設置するので、その場所を確保すると賃料がかかる。何かあったら困るので24時間365日、セキュリティーを確保して、何かあったら駆け付ける人もいないといけない」

 こうした動きは、他のメガバンクにも広がるのでしょうか?

 進藤記者:「メガバンクの人は『現状は引き上げる事実も予定もない』と言っているが、『この流れはデジタル化で止められないだろう』というので、こうした(価格改定の)流れは続いていくという見方が多い」

(「グッド!モーニング」2023年4月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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