日本の宇宙開発企業 “民間で世界初”月面着陸に挑戦も…月面に激しくぶつかり着地か(2023年4月26日)
日本の宇宙開発スタートアップ企業「ispace(アイスペース)」の月着陸船が、民間では世界初となる月面着陸に挑んだ。しかし、着陸の前後で通信が途絶え、月面に激しくぶつかる形で着地した可能性が高いと発表された。
■加熱する“月探査”巡る競争
民間では世界初。日本の企業「ispace」による月面着陸への挑戦。
月着陸船は、アメリカの民間企業「スペースX」のロケットに乗せられ、去年12月に打ち上げられた。
人類が月を目指し、はや半世紀。国としては、アメリカや旧ソ連が月面探査に成功するなか、2020年には、中国が月の石などを持ち帰ることに成功した。
民間では、イスラエルの団体が着陸を試みたものの、月面に衝突して失敗するなど、いまだ成功した例はない。
加熱する月探査を巡る競争は今回、着陸船に積み込まれた荷物からもうかがえる。
日本企業が開発した固体電池や変形する小型ロボットの他に、実は、海外のものもある。
カナダ企業のカメラやフライトコンピューター、そして、月探査ローバーはUAE政府の宇宙機関のものだ。
■通信不能に…月面に激しく着地か
ispace 袴田武史CEO:「我々、ispaceとしては、人間が宇宙で生活圏を築けるような時代になってほしい。そのためには、月の資源を活用していくのが第一歩」
2年後には、月に荷物を輸送するサービスをNASAに提供する予定にもなっていた。
着陸船は、日本時間26日午前1時40分ごろ、月の北半球にある「氷の海」の近くに降り立つことになっていた。ところが…。
袴田CEO:「月面の着陸の所まで通信は確立できていたが、現在、通信は確立できていない」
このため、月に降り立てたか確認できない状態になったという。
「ispace」は、着陸船は月面に激しくぶつかる形で着地した可能性が高いと発表した。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年4月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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