異例の選挙戦 告示翌日に出産 女性候補が北区で“トップ当選”(2023年4月25日)
今回の統一地方選で、各地で女性議員が続々と誕生しました。佐藤古都さんはなんと告示翌日に出産。異例の選挙戦の末、トップ当選を果たしました。
赤ちゃんは生まれたばかり。お母さんも23日に当選したばかり。
北区議選トップ当選・佐藤古都さん(35):「(Q.生まれたのはいつ?)告示日の翌日。選挙戦の2日目に生まれた」
重なってしまった妊娠と選挙。迷いがなかったわけではありません。去年11月…。
北区議選に立候補・佐藤古都さん(35):「選挙に出たいと思っているんですけど、今、妊娠5カ月で、統一選の期間中が出産予定日になりそう」
どんな立場でも出馬していいはずです。
講師・国民民主党、伊藤孝恵衆議院議員:「千載一遇のチャンスだよね」
佐藤さんの夫・祐太さん(32):「本人の希望もあったので、『出ないで』と言っても出ると思う」
この時点での予定日は5日後の21日。それまでマイクを握って支持を訴えるつもりでした。
北区議選に立候補・佐藤古都さん(35):「入院日の午前中までやります」
ところが予定が早まり、出産はこの日の翌日。選挙戦2日目でした。満足に活動できなかった選挙戦。
北区議選に立候補・佐藤古都さん(35):「これ…」「(Q.新品同様ですよね?)一日しか使ってないので本当に新品」
ビラものどあめも大量に残っています。
北区議選に立候補・佐藤古都さん(35):「のど痛めなかったので全く使っていない」
しかし、ふたを開けてみれば佐藤さんトップ当選でした。SNSなどでの発信は続けたものの、24時間戦わなくても勝てることを佐藤さんは証明しました。
北区議選トップ当選・佐藤古都さん(35):「こういう新しい形が受け入れられるのであれば、もっとどんどん多様性のある議会が実現していくのではないか」
今回の統一地方選挙。女性の立候補者は過去最多に。武蔵野市の市議会選挙で「24時間頑張らない」を掲げた酒向萌実さん(29)。
武蔵野市議選に立候補・酒向萌実さん(29):「お金がなくても、体力がなくても、鋼のメンタルじゃなくても、勝てる選挙のやり方を見つけていきたい」
新人候補で最多の票を獲得し、当選しました。また、愛知県内で唯一女性議員が「ゼロ」だった、みよし市議会では立候補した5人の女性が全員、当選。女性の比率が一気に25%に増えました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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