“ミニ・トランプ”知事が夫人と訪日 岸田総理と会談…大統領選へのアピールか(2023年4月25日)
24日、「ミニ・トランプ」とも呼ばれているアメリカ・フロリダ州のロン・デサンティス知事（44）が日本を訪れ、岸田文雄総理大臣と会談した。専門家は、大統領選に向けたアピールが狙いと分析している。
■「中国共産党・金正恩総書記についても議論」
24日、来年のアメリカ大統領選挙で、共和党の有力候補の1人とされるデサンティス・フロリダ州知事が官邸を訪れ、岸田総理と会談を行った。
岸田総理：「ぜひ日本の政治や経済、また文化についても、理解を深めていただき、日本とフロリダの関係を一層強化することにつなげていただければと心から願っています」
デサンティス知事：「こうしてお目にかかれるのは、大変名誉なことです。フロリダ州のマイアミでWBCを開催することができました。日本の優勝、おめでとうございます」
およそ40分間の会談には、デサンティス夫人も同席した。
デサンティス知事：「日本が防衛力強化に向けて動いていることについて議論しました。強固な日米関係は、自由な世界を維持するために欠かせないものだと思う」
また、話は日米関係のみにとどまらなかったという。
デサンティス知事：「（東アジア地域は）今、色々と問題を抱えている地域であることから、岸田総理とは中国共産党のことだけではなく、金正恩総書記についても議論しました」
■最新世論調査では…党内でトランプ氏に次ぐ2位
今回、夫人を伴っての外遊には狙いがあると、アメリカ政治に詳しい早稲田大学の中林美恵子教授は分析する。
中林教授：「奥様を連れて外遊に出るということは、やはり大統領としての風格や家族の在り方なども、世界にアピールすることになるのではないか。単なるフロリダ州知事ではないと。将来的には、アメリカを代表しても堂々とこれを行える素養があるということでしょうね」
大統領選へのアピールともみられる今回の訪日。しかし、最新の世論調査では、共和党内でトランプ氏に次ぐ2位の支持率で大きく引き離されている。
そのことを報道陣から問われると、次のように答えた。
デサンティス知事：「私は候補者にもなっていないので、状況が変わったら、また考えましょう」
（「大下容子ワイド！スクランブル」2022年4月25日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
