スーダン日本人退避“本格化” 自衛隊輸送機スーダンに 残された日本人の退避は…【news23】|TBS NEWS DIG
軍事衝突が続き、危険な状態のスーダン。今もスーダンに残る日本人は「何が起こるか見えない」と話しています。こうした中、日本人を退避させる為の自衛隊の輸送機がスーダンに到着しました。
政府関係者によりますと、軍事衝突が続くアフリカ・スーダンから日本人を退避させるための自衛隊の輸送機が、日本時間の24日夕方、周辺国のジブチを出発。午後7時過ぎ、北東部の港湾都市ポートスーダンに到着したということです。現地にいるおよそ60人の日本人の一部はすでに首都ハルツームから陸路で移動していて、この後、輸送機に乗り込みスーダンを出国する予定です。スーダンで医療支援などを続けている日本人男性は…
NPO法人ロシナンテス代表 川原尚行さん
「外務省の方から連絡が来て、自衛隊機に乗る希望を出していたが、それに対して今の住所と外務省大使館が指定する場所までどうやって行くか、自分たちで行けるかどうか聞かれた」
各国は自国民のスーダンからの退避を急いでいます。日が暮れた空港には、荷物を抱えた大勢の人たちの姿がありました。各国政府が用意した輸送機に乗り込みます。
スーダンから退避したヨルダンの人々。ほっとした表情とともに笑顔を見せる人も。多くの子ども達もいます。
避難したヨルダン人
「家を離れて集合場所に行くこと自体とてもリスクのあることでした。道路は危険でしたので。(首都)ハルツームから離れるにつれて徐々に危険じゃなくなった」
アメリカやイギリス、ドイツやエジプトなども自国民の退避を実施。
フランス政府も自国民ら388人を退避させ、その中には日本人も含まれると明らかにしました。
トルコの国営通信は、トルコ政府が自国民らを退避させた車両に日本人が含まれていると報じました。車両はエチオピアに向けて
出発したということです。
スーダンでの軍事衝突ではこれまでに420人以上が死亡。軍と準軍事組織「RSF」の双方は3日間の停戦合意を発表しましたが、24日、日本時間の午後1時、期限を迎えました。
NPO法人ロシナンテス代表 川原尚行さん(YouTubeより)
「今、4月23日、ちょうど籠城して9日目。散発的な爆発音、攻撃する音などが聞かれるし、窓から外を見上げると実は爆撃機が飛んでいたということも。なかなか完全なる停戦とはなっていない」
一方、スーダンで教育支援に携わってきた別の日本人男性は…
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「国際社会もスーダンの中で何が起こるのか見えないという状態は、(現地の人にとって)すごい恐怖だと思う」
現地では、「RSF」によるものとみられる刑務所の襲撃も目撃されているといいます。
JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「やっぱり子供たちにとっては教育というものが将来のために本当に欠かせないものになってくるので、(そういった支援の)火を消さないようにしたいなと思っています」
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