スーダンから退避 日本人含む388人 空軍機を使用 フランス政府が発表(2023年4月24日)
スーダンに在留するおよそ60人の日本人の退避を巡り、新たな動きです。フランス政府がフランスの空軍機でスーダンから退避させた388人の中に日本人も含まれると発表しました。
■日本人含む388人 スーダンから退避
軍用輸送機へと乗り込んでいくのはフランス国籍とみられる人たち。場所は北東アフリカ、スーダンの首都ハルツームの空港です。スーダン国軍と民兵組織RSF「即応支援部隊」の戦闘が発生して1週間以上。各国は自国民の避難を急いでいます。ハルツームを飛び立ったフランス軍の輸送機はその後、ジブチの基地へと降り立ちました。ただ、スーダン国内を移動していた時、フランス人を乗せた車列が攻撃を受け、1人が負傷したといいます。
国軍とRSFは互いを非難する声明を出しています。フランスが避難させたのは388人。フランス政府によると、そこには日本人も含まれています。
松野官房長官:「(Q.人数、身元、経緯など政府が把握している事実関係は?)現地の状況等を踏まえながら鋭意、様々な案件、事態に対応しているが邦人の安全に関わることであるため答えは差し控えさせていただきたい」
イギリスとアメリカは軍を動員し、大使館員とその家族に限ってスーダンから退避させました。
イギリス、クレバリー外相:「イギリスの外交官を避難させるため、一時的に大使館を閉鎖します」
アメリカ国務省によると、特殊作戦用ヘリコプター3機を含む部隊が直接、ハルツームに入ったといいます。また、イギリスメディアによると、イギリスの外交官退避作戦には1200人以上のイギリス軍部隊が関わったといいます。一方、日本政府は…。
松野官房長官:「自衛隊部隊を調整が整い次第、スーダンに派遣し輸送活動を開始することとします」
今回、各国が自国民の救出に乗り出したのは3日間の停戦期間が設けられていたからです。
松野官房長官:「現地時間21日から3日間の人道的停戦の期限がすでに終了したものと承知しています」
サウジアラビアは国民らをスーダン最大の港湾都市ポート・スーダンまで陸路で退避させ、国外に脱出させています。日本政府もそのルートを検討していますが、道のりで800キロ。衛星地図で見ると周囲は延々と砂漠が続いています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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