なぜいま憲法改正?衆院審査会で与野党が議論(2022年2月10日)

なぜいま憲法改正?衆院審査会で与野党が議論(2022年2月10日)

なぜいま憲法改正?衆院審査会で与野党が議論(2022年2月10日)

 自民党は憲法改正の機運を高めるべく、全国で対話集会を開くことを明らかにしました。なぜ今、改憲への動きを活発化させようとしているのでしょうか。

 来年度の予算案が審議されるなか、10日に異例の開催となった憲法審査会。

 コロナ禍で対面ではなくオンラインでの国会審議を行うことなどについて、憲法を巡る自由討議が行われました。

 自民党・新藤義孝衆院議員:「緊急事態について早急な議論が必要ではないか」

 自民党などは審査会の毎週の開催を求めています。

 施行から75年、一度も改正されずに来た「日本国憲法」。改正を巡る攻防は長く続いています。

 共産党・志位和夫委員長:「今の日本に求められているのは憲法を変えることじゃない。憲法を守る政治を作ることではないでしょうか」

 国会前で大きな反対デモが勃発することも・・・。

 憲法改正には衆議院参議院のそれぞれで総議員の3分の2以上の賛成が必要なうえ、承認には国民投票で有効投票の過半数の賛成を得なければならず、高いハードルが・・・。

 そんな「憲法改正」に今、活発な動きをみせているのが自民党。

 自民党憲法改正実現本部・古屋圭司本部長:「私たちは憲法改正国民運動委員会を作って、そのなかにタスクフォースを作った。この5月の連休までには何とか全都道府県連で少なくとも1回は県連が主催」

 今月1日、自民党憲法改正実現本部の古屋本部長が5月の連休前までに各都道府県で少なくとも1回、国民との対話集会を開くよう呼び掛け。

 安倍元総理や麻生副総裁、石破元幹事長など重鎮を含めた30人が講師を担うとのことです。

 岸田総理大臣:「自民党の4項目のたたき台素案に基づいて、憲法を改正していくべきだと私は考えております」

 自民党は2018年、改憲項目のたたき台として「憲法9条に自衛隊明記」「緊急事態条項の創設」など4項目を掲げていて、憲法審査会が国民の理解につながる議論になることへの期待も・・・。

 しかし、なぜ憲法改正議論はこんなにも長い期間進展しないのか・・・。そもそも何をどう変えるのか。そしてなぜ今、改正の動きが活発になったのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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