“春の熱中症”急増 医師「4月に経験したことがない事態」 “危険なサイン”を解説(2023年4月21日)

“春の熱中症”急増 医師「4月に経験したことがない事態」 “危険なサイン”を解説(2023年4月21日)

“春の熱中症”急増 医師「4月に経験したことがない事態」 “危険なサイン”を解説(2023年4月21日)

 連日の季節外れの暑さで、救急車も出動する事態になっていますが、「春の熱中症」は、夏の熱中症にはない危険も潜んでいるといいます。

その危険とは何なのか、どう対処すればいいのか。東京・北区にある「いとう王子神谷内科外科クリニック」の伊藤博道院長に伺いました。

■“小さなサイン”を見逃さないことが重要

 伊藤院長のクリニックでも19日ごろから、熱中症の疑いがある患者が急に増え始めていて、「4月には経験したことがない事態」とおっしゃっていました。

 そして患者には、「自覚症状がない」という共通点があるそうです。

 そのため、「水分補給がおろそかになり、熱中症予備軍になっている人が増えている」と伊藤院長は指摘します。

 高齢者はもちろんですが、若い人でも熱中症予備軍になる可能性があります。では、どういったことに気を付ければいいのでしょうか。

 大事なのは「小さなサインを見逃さず、重症化させない」ことです。

 熱中症の初期症状としては、「めまい」「ふらつき」「立ちくらみ」などがあります。

 その一つ前の段階として、「集中できない」「息苦しい」「眠い」など“熱中症一歩手前のサイン”があるといいます。

 こうした兆候があった場合、家の中では、春だろうと冷房をつけ、こまめに水分補給を行いましょう。そして屋外では、水を入れたペットボトルなどで、手のひらや首を冷やすことが有効だといいます。

 伊藤院長は、「何か異常を感じたら、すぐに医療機関に行ってほしい」と言っています。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年4月21日放送)
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