景気判断すべての地域で「持ち直し」 一方で人手不足深刻 日銀 地域経済報告を公表(2023年4月20日)
日本銀行は20日に地域経済報告を公表し、全国9つすべての地域で景気が「持ち直している」または「緩やかに持ち直している」という見方を示しました。
日銀は20日、3カ月に一度、全国9つの地域ごとに景気の現状をまとめる地域経済報告を公表しました。
それによりますと、東海地域の景気判断を前回1月の「横ばいで推移している」から「緩やかに持ち直している」に引き上げました。
半導体の供給制約が徐々に緩和し、乗用車の販売が増加するなど生産関連が回復基調となりました。
これで9つすべての地域で「持ち直している」または「緩やかに持ち直している」という結果となりました。
所得については関東甲信越で判断を引き上げました。
大企業だけでなく、中小企業でも賃上げの動きが広がっているということです。
一方、全国的に雇用面では人手不足の声が高まっています。
特に国内外からの需要が回復している宿泊業では、人手不足から客室の稼働率を上げられず「需要を取りこぼしている」という声が少なくなかったということです。
大型連休を前に予約が前年実績を上回る旅館が数多く見られ、賃金を上げたり設備投資をするなどして対応しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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