山上徹也被告の『裁判前の手続き』公開をジャーナリストらが要求「透明性求められる」(2023年4月20日)

山上徹也被告の『裁判前の手続き』公開をジャーナリストらが要求「透明性求められる」(2023年4月20日)

山上徹也被告の『裁判前の手続き』公開をジャーナリストらが要求「透明性求められる」(2023年4月20日)

安倍晋三元総理銃撃事件で殺人・銃刀法違反などの罪で起訴された山上徹也被告(42)。裁判員裁判にむけて準備が進む中、ジャーナリストらから要望書が提出されました。

 4月20日に奈良地裁を訪れたジャーナリストの江川紹子さんら。江川さんが共同代表を務める研究会は、安倍元総理を殺害した罪などに問われている山上徹也被告の裁判について、「公判前整理手続」と呼ばれる手続きを公開するよう求める要望書を奈良地裁に提出しました。

 公判前整理手続とは、公開の法廷での裁判が始まる前に、裁判所・検察官・弁護人が争点や証拠などを確認する手続きで、多くの場合は非公開で行われています。

 江川さんらによりますと、今回の事件は選挙活動中に行われた政治的テロ事件であり、また事件後に多くのデマがSNS上で広がったことなどからも、裁判に透明性が求められるなどとして、手続きの公開や事後に公表することを求めています。

 (ジャーナリスト 江川紹子さん)
 「裁判所の中でそれが適切に裁かれればいいというわけではなくて、こういう事件というのはそれを国民がちゃんと共有して、ああこういうことだったのかと、それをこんなふうにして公正に裁いたんだなと。司法の結果に対して一様の納得するということがとても大事だと」

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