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【独自】道路に「落とし穴」 県が“側溝フタ”外す…福井県「道路構造上は安全」【もっと知りたい!】(2023年4月19日)
側溝のふたが外されている道路。落とし穴状態になっているとして、今月、ネット上で話題になりました。なぜ、こんな状態になっているのか。管理する行政側を取材すると、意外な理由が判明しました。
■“走行不能”になった車も…県の話に愕然
県道を走行する1台の車。後ろからは、別の車がスピードを出して迫ってきています。
待避スペースを発見し、後ろの車を先に行かせようと、左へ寄せたところ、車を謎の衝撃が何度も襲います。
ドライバーの男性:「ガッガッガッ…という感じで。断続的に衝撃を受ける。なんだこの衝撃は、と」
道を確認してみると、車道と待避スペースとの間にあるはずの側溝のふたが飛ばし飛ばしに外され、ちょっとした落とし穴状態になっています。
ドライバーの男性:「トラックが止められるくらいのスペースがあり、そのスペースに入るのに、ふたがないのは、そもそもおかしい。落とし穴があるのは、絶対おかしい」
こちらは、事故の後の車です。タイヤは大きく裂け、ボディーにも傷が付き、走行不能になってしまいました。
男性は、道路を管理する福井県に対し、修理費用、数十万円の損害賠償を求め交渉中ですが、県の関係者からは「地元からの要望で、釣り客の違法駐車対策のため穴をあけている」と聞き、愕然(がくぜん)としたといいます。
■危険な場所…近隣住民「観光客のパンク多発」
なぜ、このような事態になっているのでしょうか?現地へ向かいました。
現場は、福井県敦賀市の県道141号線。美しい敦賀湾を臨むツーリングコースとしても人気ですが…。
現場は事故の後、一変。県により注意を呼び掛ける看板や、ポールなどが設置されていました。
事故が起きた付近の側溝の穴には、細い木の板が渡され、その上には、コンクリートのブロックが置かれています。
ちなみに、側溝の大きさを測ってみると、縦60センチ、横1メートル、深さ70センチの大穴だったことが分かります。現地で取材を進めると…。
近隣住民:「観光客とか、ドライブの人とか、左に側溝に止めてドスンと落ちる。危ないなと感じていました」「(Q.事故は?)事故は、しょっちゅう(あった)。ここで車止めて、パンクしてるのが、3台くらい止まってました」
近くに店を構える男性は、観光客などが事故を起こす「危険な場所」だと証言しました。
近隣住民:「あおり運転で、後ろから車来ると、脇によけて。先に行かせようと左側に寄ったら、ドスン。かわいそうですよね」
別の住民は、次のように話します。
近隣住民:「(夜や雪の日)見えない時もあるから、ふたしてほしいと思う時もある」
■住民が要望 区長会長「注意喚起しとくべきだった」
なぜ、危険が放置されてきたのでしょうか?地元の区長会の会長が取材に応じてくれました。
地元・西浦地区 山川浩一区長会長:「レジャー対策。車が入って行けると、ゴミだらけに。レジャー対策も兼ねて、側溝を外してくれと県にお願いした」「(Q.ふたを半分開ける、まだらにするようにお願いした?)道通ってきたら分かると思うけど、ふためくって(外して)あるでしょ?あんな感じでやってくれたらいいって(お願いした)」
周辺にはトイレが少なく、釣り人や観光客が用を足したり、ゴミを捨てたりすることが頻発。そのため、地元住民側が「対策として県に要望した」というのです。
しかし、落下防止の対策については…。
山川区長会長:「ポール立てて、側溝にふたがないよと、注意喚起はしとくべきだと思いました。側溝に落ちる人もいるし、対策しとくべきだった、ポール立てて」
■“違法駐車”対策を否定 福井県「構造上問題ない」
はたして、穴の真意とは?道路を管理する県の担当者を取材すると、“違う答え”が返ってきました。
福井県:「(Q.(穴は)釣り客がたくさん訪れて、違法駐車するのを防ぐため?)ではないです」「(Q.地元からの要望?)ではないです」「(路肩)75センチ確保した道路は、側溝を開いていることが多い。雨水などを流すためのものですので」
福井県側の説明によると、側溝は排水能力を上げるためにふたを外して穴をあけたもので、「法令に基づき、十分路肩の幅が確保されているため、構造上の問題はない」「同様の脱輪事故は、これまで把握しておらず、今回が初めて」「地元の要望を受けた『違法駐車対策』ではない」ということでした。
福井県:「道路の構造上は“安全”だと思いますけど。より安全を徹底するため、注意喚起を徹底していきたい」
(「グッド!モーニング」2023年4月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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