“まるで滝”道路に大量の雨水 南米襲った豪雨… 橋の崩落も(2023年4月18日)
先月から断続的な豪雨に見舞われている南米、エクアドル。大量の雨水がまるで滝のように流れ、交通網が麻痺する事態となっています。
■“まるで滝”道路に大量の雨水
大量の雨水が町に流れ込み、道路は滝の状態に。南米エクアドル。発達した低気圧が大雨をもたらし町は冠水。この地域では先月から断続的に豪雨が襲い、そのたびに洪水が発生。道路は寸断され交通網はまひしていました。川は増水し続け川沿いの町の住民からは不安の声も。
地元の住民:「私たちは川のそばに住んでいるので、とても心配です」
■南米襲った豪雨… 橋の崩落も
エクアドルだけでなく、南米各地を襲っている大雨。道路を歩くと…。目の前の橋が崩落。およそ10メートル。川に架かる橋の大部分が落下したのです。コロンビアで起きた崩落事故。通行量の多い時間帯。多くの車が走行中巻き込まれたとみられ、少なくとも2人が死亡。政府当局は原因については調査中とのことです。
■街中を埋め尽くす“茶色い水”
ブラジルも大雨で町は水浸しに。赤茶色の屋根の隙間を茶色く濁った水が埋めています。いったん雨がやんでも商店街は冠水したまま、店が開けない状態。車が使えないためボートを使って荷物を運びます。
地元の住民:「店を手放さなければなりません。たくさんのものを失いました」
気象専門家はエルニーニョ現象により、赤道付近の海水温が上昇し今後も南米沿岸部に大雨をもたらすと警告しています。
■大量のエイ ビーチに謎の漂着
そのブラジルの浜辺で奇妙な現象が起きていました。砂浜に現れたのは…。大量のエイ。その数なんと数十匹にも上ります。砂浜だけでなく海の中にも死んだエイが漂っていました。
地元の漁民:「こんなエイが死んだのは見たことがない。獲った魚の中にもエイがいたことは一度もない」
漁師でさえもこの周辺の海でエイは見たことがないといいます。突然の異変に地元との住民からも戸惑いの声が上がっています。
■プエルトリコのビーチで“異変”
カリブ海に浮かぶプエルトリコのリゾート地。そのビーチでも“異変”が…。海岸近くの住宅の壁まで押し寄せる波…。砂浜はほとんど見えません。そう…。「海岸浸食」で住む場所が脅かされているのです。
観光客:「私は1980年代からこのビーチに来ています。でも、いまはその昔の面影はないわ」
これは2006年と2018年の海岸を比べた写真。ビーチの一部が大きく削られているのが分かります。海岸浸食は99キロ以上にわたって起きていて、最近では内陸部へも進んでいるといいます。このため先週、非常事態を宣言。
プエルトリコの知事:「沿岸部が浸食される前に対策・回復のための委員会を設置するように命じました」
原因の一つは近年島を襲った大型ハリケーン。専門家は温暖化の影響でハリケーンの発生頻度が高まり、浸食がさらに加速すると予想しています。
■インド 4月なのに…「40℃の熱波」
一方、インドではまだ4月にも関わらず各地で40度を超える熱波が襲いました。先週末も厳しい暑さが続くなか、政府主催の授賞式が行われ、数十万人の民衆が集まったのです。地元メディアによると、38度を超えるなか5時間炎天下にさらされ、11人が脱水や熱中症で亡くなったと伝えています。
インド気象局担当者:「午後1時半から午後3時の間は屋外に出ないことです」
ハワイの海を泳ぐ数十人の若者たち。その前方を泳いでいるのは…。ハシナガイルカの群れ。イルカは二手に分かれますが執拗(しつよう)に追いかける様子が…。世界中でこの映像が拡散され、「イルカハラスメント」と怒りの声が上がっています。
■ハワイで「イルカハラスメント」
ハワイの海で撮影されたドローン映像。イルカを執拗に追いかけるのは若者の集団です。それはイルカに対するハラスメント…。「嫌がらせ」の瞬間映像でした。
実はハワイの一部海域では、ハシナガイルカの45メートル以内で泳ぐことは禁止。このイルカは夜行性で日中は泳いでいるように見えても、半分眠っている状態。人が近づきすぎると、ストレスになるといいます。映像は世界中で拡散され、若者に対する非難の声が上がっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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