関東で大雪の恐れ 交通に影響 東京23区が5センチ予想

関東で大雪の恐れ 交通に影響 東京23区が5センチ予想

関東で大雪の恐れ 交通に影響 東京23区が5センチ予想

あすの明け方にかけて、関東甲信地方と静岡県では雪が降り、東京23区などの平野部でも大雪となるところがある見込みで、気象庁は、交通障害などへの警戒を呼びかけています。

記者
「神奈川県の箱根町です。午前4時頃から雪が降り始めました。あたりはもう雪化粧になっています」

低気圧と上空の寒気の影響で、けさから関東甲信や静岡県の山沿いを中心に雪が降っていて埼玉県の秩父で6センチ、栃木県の奥日光で3センチの積雪となっています。

東京では雪が降る中、都内の私立高校ではきょう、一般入試が始まったほか、一部の私立大学でも入試が行われています。

受験生
「電車が遅れてもいいように30分くらい余裕をもってでた」

記者
「まだ雪は積もっていませんが、首都高速道路は予防的にこちらの入口を閉鎖しています」

交通にも影響が出ていて、首都高速道路では一部の区間で雪が積もる前から予防的通行止めが行われています。空の便は羽田空港を発着する便の欠航が相次いでいて、全日空で96便日本航空では73便の欠航が決まっています。

鉄道ではJR東日本が特急「あずさ」や「かいじ」などの運休を決めているほか、今後、積雪となった場合には列車に大幅な遅れや運休が発生する可能性があると注意を呼びかけています。

新宿駅の通勤客
「あの、帰りがとても心配です」
「在宅勤務をしたかったんですけど、どうしてもできなくて、ちょっと早めに帰ろうかなと」

気象庁によりますと、関東甲信では明日の明け方にかけて大雪となるところがある見込みで、気温が予想よりも低くなった場合には警報級の大雪となる可能性があるとしています。明日の朝までに予想される雪の降る量は、いずれも多いところで、▼甲信地方が30センチ、▼関東地方北部が25センチ、▼関東地方南部の平野部が8センチ、▼東京23区が5センチなどとなっています。気象庁は、路面の凍結による交通障害などに警戒するよう呼びかけています。きょうは関東各地で大雪に警戒が必要です。

この時間、渋谷でも雪が混じり始めています。夜明け前から降り始めた雨は次第に東京23区でも雪に変わってきました。練馬などではすでに雪が積もっているところもあるということです。

このあとさらに気温がぐっと下がってきますので、雪の範囲が広がる見込みです。夜にかけては雪が積もる所がかなり増えてくる見込みですから、警戒を続けてください。

さらに、あすの朝にかけてはこの雪の範囲は次第に東へ抜けていく見込みです。ただ雪が降っていない地域でも気温は下がりますので、路面の凍結には警戒をお願いします。予想されている雪の量は、甲信地方では30センチ、東京23区では5センチの雪が予想されています。雪に慣れていない地域では特に警戒をお願いします。
(10日11:38)

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