「預け先が見つからない…」そんな時に スマホで託児所を“マッチング”(2023年4月15日)
岸田政権は「異次元の少子化対策」で保育サービスの改革を目指しています。保育の現場ではすでに民間のIT技術による変化が起きています。
横浜市に住む岡田遥菜さんは、2歳の怜君と1歳の碧君を連れて東京都内の駅に向かいます。
SOH託児所・伊東晶子さん:「怜君初めまして」
託児所のスタッフに息子2人を預けます。
実は予約したのは前日の夕方。子どもを預けたい親と受け入れられる託児所を「マッチング」させるサービス「あすいく」を使いました。
それまでは託児所一つひとつに電話やメールをして、予約していた岡田さん。
岡田遥菜さん:「(『あすいく』は)自分で操作して自分で好きなところを選べるし、すごく便利ですね」
「あすいく」はLINEを通じて使える無料サービスで、預けたい日や時間、地域などを指定すると候補となる託児所が表示され、予約や保育料の決済がその場でできます。
サービス運営会社社長・幸脇啓子さんは、開発のきっかけが自らの子育て体験だったと話します。
「あすいく」運営会社社長・幸脇啓子さん:「子どもがどんなに可愛くても自分の時間を持つということ、それによって子どもにもうちょっと優しく接したり、向けられる笑顔が増えるっていうことを自分で体験しました」
大手出版社の編集者だった当時、託児所を探してあちこちに電話していました。
もっと簡単に保育先を見つける方法はないのか。
「あすいく」運営会社社長・幸脇啓子さん:「ないんだったら作った方が絶対いいんじゃないかと思いました」
幸脇さんは出版社を辞め、会社を立ち上げました。
「あすいく」は保育サービスの賞も受賞し、利用者は増加中です。
IT技術が保育の現場を変えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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