米 機密文書流出に関与か 空軍州兵の男（21）逮捕(2023年4月14日)
アメリカの機密文書の流出に関与したとして、空軍州兵の21歳の男が逮捕されました。ワシントンから報告です。
（小島佑樹記者報告）
逮捕された男が、経験の浅い若い州兵だったことで、アメリカでは驚きが広がっています。
アメリカ、ガーランド司法長官：「司法省は本日ジャック・テシェイラ容疑者を逮捕しました。国防機密情報を不正に持ち出し、保持し、送信した疑いです」
東部マサチューセッツ州の空軍州兵、ジャック・テシェイラ容疑者は、政府や軍の機密情報を、同じ趣味の仲間が参加するオンライン上のグループで共有し、外部に漏らした疑いが持たれています。
オースティン国防長官は声明で捜査への全面的な協力を約束し、再発防止に取り組むと強調しました。
テシェイラ容疑者の主な業務は、空軍で使われる通信ネットワークが正しく運用されているかを確認することだったということですが、ワシントン・ポストは、技術スタッフとして機密情報が飛び交う国防総省・内部のネットワークにアクセスする権限もあったと伝えています。
ただ、2019年に入隊したばかりで階級も低かっただけに情報管理の在り方に疑問の声が上がっています。
テシェイラ容疑者は現地14日に裁判所に出廷し、全容解明に向けた捜査が本格的に始まります。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2023
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