【独自】フリマサイト取引相手宅“放火”で逮捕…火災映像を入手「普通と違う燃え方」(2023年4月14日)

【独自】フリマサイト取引相手宅“放火”で逮捕…火災映像を入手「普通と違う燃え方」(2023年4月14日)

　フリマサイトでの商品のやりとりを巡りトラブルとなり、自宅が放火される事件にまで発展しました。緊迫する火災発生直後の映像を入手。何があったのでしょうか。

■近隣住民「普通の火事とは違う燃え方」

　深夜の住宅街で、激しく燃え上がる炎。先月6日午前0時ごろ、東京・杉並区で発生した火災です。

　番組が入手した動画には、駆け付けた警察官と近隣住民の緊迫したやり取りが…。

　警察官：「危ないですよ！下がって下さい！」
　近隣住民：「逃げられないんじゃないかと思うんですよ。あそこのお家の方が」

　よく見ると、道路を挟んだ向かい側の家からも、炎が上がっています。さらに、舞い上がる炎の奥では、懸命の消火活動を行う消防隊員がいます。

　避難を促すためでしょうか。近隣の住宅のインターフォンを鳴らす警察官の姿も確認できます。

　13日、この現場に向かうと、家は全焼し、黒く焦げた柱とわずかに壁が残るだけとなっていました。

　深夜の火災を目撃した近隣の住民は、次のように話します。

　近隣住民：「避難しました。パジャマの上からジャンパー着て。裸足で。もう、本当にビックリしちゃって」「（Q.火の勢いは？）こう燃え方が、普通の火事とは違うみたいな燃え方。ろうそくの炎が、ものすごく巨大化したみたいな炎だった」

　当時、火元の住宅には住人の男女3人がいましたが、ベランダ伝いに隣の家に飛び移って無事でした。この火災の原因は、「放火」でした。

■容疑者「フリマサイトでトラブルに」

　10日、現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、千葉市花見川区の派遣社員・近藤大輔容疑者（42）です。

　なぜ千葉市に住む近藤容疑者が、杉並区の家に火を放ったのでしょうか。

　調べに対して、容疑者は次のように話しているということです。

　近藤容疑者：「過去にフリマサイトでオートバイを購入し、トラブルになった。恨みがあった」

　近藤容疑者は数年前、被害住宅の住人とフリマサイトを通じ、実際に会っていました。この取り引きの過程で、被害者の住所を知ったとみられています。

■街の人も“トラブル”経験…相談件数が増加

　今や、老若男女問わず、多くの人が利用しているフリマサイト。便利な半面、国民生活センターによると、フリマアプリを巡る相談件数は年々増加傾向にあります。

　街の人も、トラブルを経験していました。

　街の人：「こちらが買う側だったが、買った時に向こう（売り主）のほうは、商品は送ったって言ってたんですけど。『送られてきてないんですけど、どうしたんですか？』とやり取りして。ちょっと怒り口調で『送りました』って感じできました」

　街の人：「フリマアプリで時計を買ったが、バッテリーも交換済みで、（ベルトの）長さも指定されていて。自分のサイズにジャストだと思って買ったけど、いざ届いたら長さも全然違く、バッテリーもなくて、不良品が来たって感じです」「（Q.バッテリー交換は自分で？）そうです。それで他にお金がかかって、結局すぐ壊れて。もう使っていないです」

（「グッド！モーニング」2023年4月14日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>