中国“最悪級”黄砂…車に付いたらどうする? 洗車のコツは「落とし切ってから」 #shorts

中国“最悪級”黄砂…車に付いたらどうする? 洗車のコツは「落とし切ってから」 #shorts

中国“最悪級”黄砂…車に付いたらどうする? 洗車のコツは「落とし切ってから」 #shorts

中国で発生した大規模な黄砂が4月12日、日本に飛来する見通しです。視界の悪化などにより、交通に影響が出る恐れがあります。

■まるで火星? 一面“オレンジ”に…

 4月10日、中国国内で撮影された映像です。

 高速道路上にあるのは、大量の砂です。男性がスコップで“砂かき”をしていますが、これはすべて飛んできた「黄砂」が降り積もったものです。

 立ち往生したトラックの周りでは、強風が砂を巻き上げる様子も。道路上を横切る激しい砂嵐からは、逃げるように車が出てきます。

 逆に砂嵐に向かっていった車は、すぐに姿が見えなくなりました。

 別の場所では、昼間にもかかわらず空は薄暗く、一面オレンジ色に覆われて、数メートル先も見通せないほどです。人の姿は、全く見えません。

 夜になっても、バイクのライトに黄砂が浮かび、降り続いているのが分かります。

 北京では、太陽が青く見える現象が起きていました。大気中に舞う砂で、光の反射が変わったことが原因です。

 強い風と舞い上がる砂で、市内では外出もままなりません。夜が明けると、街全体の視界が遮られ、かすむ高層ビル。止めてある車も、砂まみれになっています。

 北京市内では一時、6段階ある大気の汚染レベルが「最悪」に達し、警報が出されました。

 北京市民:「(Q.今年は特に黄砂が多い?)はい。もう外に出るのをやめようかと思ったくらい」

 北京市民も異例と話すこの黄砂。

 北京市民:「マスクを二重にしていますよ。二重に。砂からの防護です」「宅配を取りに来ました。そうでなければ、外には出ません。ゴーグルを使えば、目を細めなくていいでしょう」

 中国国内では、目や鼻だけでなく、皮膚も守るため、完全防備する人の姿もあります。

 中国のオンラインショップを見てみると、1つ100円から200円ほどの値段で様々な種類のゴーグルが売られています。

 そもそも黄砂は、ゴビ砂漠など、モンゴルで発生した砂嵐が発端とみられています。

 周辺地域で降水量が少なかったことなどが原因で、今年は特に激しく、中国では過去20年間の平均を上回るペースとなっているのです。

■4月に東京で観測なら…“16年ぶり”

 昼夜問わず、降り注ぎ襲い来る黄砂。12日から、列島全体を覆うほどの広い範囲で、日本に飛来する予測となっています。

 気象衛星「ひまわり」が、その動きを捉えていました。衛星画像には、茶色の黄砂が風に流され、日本列島へと流れていく様子が映し出されています。

 4月に東京で観測されれば、2007年以来、16年ぶりのことです。

■北海道の自動車販売業者「除雪と一緒」

 2年前には、美しい景色が自慢の北海道・函館山。大量の黄砂で、五稜郭タワーもぼんやり。車の販売店でも…。

 自動車販売業者:「定期的に洗車している。除雪と一緒。(黄砂が)降ったら洗い流す、その繰り返し」

■“洗車のコツ”は「落とし切ってから」

 今年の黄砂、すでに新潟では観測されています。車には、へばり付いた黄砂による汚れがあります。どうすればいいのでしょうか。

 ベガンテオートハウス新潟店 太田望美さん:「(Q.洗うコツは?)上から、まず下に落としていただいて。全部黄砂を落とし切って、泡で洗う。そうしないと、ボディーが傷付く。全部落とし切ってから洗車」

 高圧洗浄機がない場合は、ホースの先をつまんで、強い力で放水し、すっきり黄砂を流し落とす必要があります。間違っても、いきなりこすってはなりません。

 太田さん:「洗顔と一緒ですね」

 今年最大級の黄砂を迎え撃つことになります。

 太田さん:「(Q.あす以降、洗車増えそう?)増えると思います」「(Q.ことしの黄砂はどう?)結構うんざりですね」

 12日、大量に飛来するとみられる黄砂。いつごろ来て、どのような影響があるのでしょうか。/a>

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