「外交青書」なぜ“白書”ではなく“青書”に?|TBS NEWS DIG

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外務省が毎年発行している「外交青書」。日本の中央省庁が編集した刊行物は「白書」と呼ばれていますが、外交青書はなぜ“白書”ではないのか解説します。

■「外交青書」なぜ“青書”に? 外務省が毎年発行

齋藤慎太郎キャスター:
そもそも「外交青書」はどういったものなのか。「外交青書」は外務省が毎年発行しているもので、外交の基本方針などを記録した文書です。

中央省庁が編集した刊行物は「白書」と呼ばれていますが、外交青書はなぜ“白書”ではないのか。

1957年外務省は、現在の外交青書にあたる「わが外交の近況」というものを作成しています。

その当時イギリスでは、行政機関が議会に提出する報告書の表紙が青色だった。これにならいまして「わが外交の近況」も青色の表紙を使用し、青書になったということです。

青色以外にもある色が表紙に使われて、色にちなんだ呼ばれ方をしている報告書があります。

▼アメリカ「連邦準備銀行“景況報告」=“ベージュブック”
▼日本銀行「地域経済報告」=“さくらレポート”

ちなみにこのさくらレポートは、ベージュブックにならって、日本に馴染みのある「さくら」という名前をつけたということです。

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