空港施設が独立検証委員会設置 人事介入問題で 国交省OBの副社長就任は「選任過程に問題ある可能性」｜TBS NEWS DIG
国土交通省OBによる民間企業への人事介入問題で、空港施設などを運営する「空港施設」の副社長だった国交省OBが自らを副社長にするよう求めたことについて、会社側が第三者による検証委員会を設置しました。
この問題は、今月3日に辞任した「空港施設」の前副社長で、国交省OBの山口勝弘氏が取締役だったおととし5月に、役員人事について話し合う会議で、「国交省側の意向」という趣旨の発言をし、自らを副社長にするよう要求していたものです。
山口氏はこの翌月に副社長に就任しましたが、「空港施設」はこの選任過程に問題がある可能性が確認されたとして、10日、外部の専門家でつくる「独立検証委員会」を設置しました。
一連の事実の検証と今後の取締役候補の選任に透明性を持たせるためだとしていて、検証委員会は今月中にも調査報告書をまとめます。
「空港施設」はこの報告書を踏まえた上で、6月に株主総会を行い、取締役の人事案を諮りたいとしています。
また、「空港施設」は観光庁元長官で、国交省OBでもある社外監査役の久保成人氏が「一身上の都合」を理由に10日辞任したことも併せて発表しました。
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