判断は児童の自由『マスク着用求めない始業式』…「つける・外す」それぞれの声を聞く(2023年4月10日)

判断は児童の自由『マスク着用求めない始業式』…「つける・外す」それぞれの声を聞く(2023年4月10日)

判断は児童の自由『マスク着用求めない始業式』…「つける・外す」それぞれの声を聞く(2023年4月10日)

4年ぶりにマスク着用を求めない始業式が行われた大阪市の小学校。児童たちの声を取材しました。

 4月10日から新学期。大阪市東成区にある市立今里小学校では、春休みを終えた子どもたちが元気に登校しました。校門をくぐった先では引き続き体温チェックが行われます。

 (児童らに向けて話す今里小学校・松永かおり校長)
 「4月から学校生活でマスクをしなくてもいいことになりました。これからはマスクをしないで生活していくと、顔全体が見えるので人の気持ちがとてもつかみやすくなると思います」

 講堂では、4年ぶりにマスク着用を求めない始業式ということですが、2年生から6年生まで121人中、マスクを外している児童は14人と、まだまだマスク着用の子どもたちが目立ちます。そして始業式としては4年ぶりの校歌斉唱。新しい学年に胸躍らせます。

 この小学校では、3月17日に文科省が通知した方針を受けて、教育活動では基本的に児童や教職員にマスクの着用は求めません。給食も「一定の感染対策が行われた中では黙食の必要はない」としています。一学年20数人のクラスが各学年に1つずつ。クラス替えがないので「はじめまして」というクラスメイトがいるわけではありません。マスクをつけるかつけないかは子どもたちの自由としています。

 1年ぶりに6年生の学年の担任に戻ってきた池内一尊先生は、努めてマスクを外して子どもたちと再会しました。

 (6年生担任 池内一尊先生)
 「子どもたちが密になっているところでは、なるべくマスクをしようかなと思っております。基本、表情を出したほうがいいかなと思うので、今は外している状況です。子どもたちの意思を尊重しているので、これがもとに何かしら言うとか言われるとか、そういうことはないような状況はつくっているつもりです」

 子どもたちの意思を尊重して迎えた10日の始業式。6年生23人のうち、マスクをしていないのは2人でした。

 (新6年生)
 「いま急に暑くなってマスクを外したいとか思ったこともあったから、マスクが外せて、やったーってなって、自分からマスクを外しています」
 「メガネをしているとマスクをしているとメガネが曇るんですよ。だから外せて、メガネも曇らないし、いいことずくめだなと思っています」
 「私は軽く花粉症でちょっと気になるのと、あとやっぱり感染症がちょっと怖いなと思うのでつけました。(Qお父さんお母さんに言われた?)自分の判断でつけました」
 「正直マスク外したいと思っています。学校とかだとけっこう密集するんで、多分しばらくは、つい癖でつけてしまうと思います。(Q楽しみにしていることは?)修学旅行ですかね」

 子どもたちにとって大切な1年が今年も始まりました。

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