ウクライナ情勢緊迫化 政府が欧州に“LNG”融通へ(2022年2月9日)
ウクライナ情勢の緊迫化を受けて政府はヨーロッパにLNG＝液化天然ガスの一部を融通する方針を固めました。アメリカの要請に応じた異例の対応です。
ウクライナ情勢が緊張するなか、アメリカやヨーロッパはロシアへの経済制裁に踏み切る可能性を示しているため、ロシアが対抗措置として天然ガスの供給を減らすとの見方が広がっています。
こうした状況を受けて、アメリカのバイデン政権がヨーロッパに天然ガスを融通するよう日本に求めていて、政府は供給する方針を固めました。
9日午後にも正式に発表する予定です。
この冬は寒さが厳しく、国内で燃料が逼迫（ひっぱく）する懸念があるため、融通する量は電力の安定供給に支障が出ないよう調整を進めます。
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