カンボジアで日本人特殊詐欺か 拠点の部屋は封鎖も摘発当時のまま(2023年4月8日)

カンボジアで日本人特殊詐欺か 拠点の部屋は封鎖も摘発当時のまま(2023年4月8日)

カンボジアで日本人特殊詐欺か 拠点の部屋は封鎖も摘発当時のまま(2023年4月8日)

 特殊詐欺を行っていた疑いで、カンボジアに滞在中の日本人19人に逮捕状が出ている事件です。拠点となっていたリゾートホテルの部屋は踏み込まれた当時のままのような状態で残されていました。

■日本人特殊詐欺の拠点となった四つ星ホテル

 確保された19人は今、プノンペンの警察施設で当局の監視下にあります。指示役がいたかなど明らかになっていませんが、いずれも“かけ子”などをしていたとみられます。それもリゾート地で…。

 プノンペンから車で4時間。カンボジア唯一のビーチリゾートとして知られるシアヌークビル。詐欺グループはビーチ沿いにある人気の四つ星ホテルを拠点にしていて、今年1月、そのホテルで確保されました。

 捜査中ということで現在は部屋の中に立ち入ることはできず、宿泊客も今は利用できないようになっています。しかし、部屋のカーテンは開いていて、飲み掛けの酒や飲み物、そして菓子などが置かれています。まさにそのままの状態で、部屋の中が保存されているようです。バルコニーには葉巻の吸い殻も…。さらに机や椅子が並べられていて、部屋の中にはホワイトボードも確認することができます。

■漢字で名字? さらに「継」の文字

 ホワイトボードには1月25日と日付けが書かれていて、その下には日本人の名字とみられるものが書かれています。名字の横には“続ける”という意味を持つ「継」の文字。「18アポ」「24アポ」は“いつ電話をしたのか”を記したものなのでしょうか。

 19人はパスポートとビザを持ち、合法的に滞在していたといいます。従業員は“怪しさ”を感じていませんでした。

 ホテル従業員:「彼らはパーティーをするため買い出しをしたりしていました」「(Q.何を食べていた?)ピザを皆で食べていました」

 警視庁は来週にも19人を日本へ移送し、逮捕する方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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