【さくらの名所100選】世界遺産“御室桜”圧巻 16km連なる桜並木も…(2023年4月5日)
過去最速のペースで北上が続いている桜前線。5日は「日本さくら名所100選」のスポットに注目しました。
■世界遺産の遅咲き“御室桜”
古都の桜は見頃です。世界遺産の仁和寺。江戸時代から人々に親しまれてきた遅咲きの御室桜です。
東京からの観光客:「すごいです!感動しました!この視線の高さで(桜が見られる)アミューズメントパークみたい」
桜前線はどんどんと北上しています。
■“桜前線”過去最速ペース北上中
長沼漁業協同組合・阿部正一組合長:「途中まで数えて断念して、1700本近く桜が咲いてます」
宮城県登米市は今年最高の23℃となり、桜の成長を後押しします。
長沼漁業協同組合・阿部正一組合長:「外国みたいに見えるところが一番のポイントじゃないかと。ヨーロッパみたいな感じを受けます」
山形県では5日に満開が発表され、東北南部はすべて満開になりました。さらに九州で唯一満開ではなかった鹿児島も5日、満開に。東京は20℃を超え、お出掛け日和に。ただ、桜はというと、咲いてから2週間以上が経って葉桜に…。
花見をする人:「やっと大学生っぽいことができたかな」「もっと満開の時に来たかったがこれも春の一興」「(花見は)今年で最後かなと」
■絶景の「さくらの名所100選」
そうしたなか、東京から行ける今がピークの花見スポットがありました。
どこまでも続く桜のトンネル。1000本を超える満開のソメイヨシノが1.3キロ、並木道を白く染め上げます。ここは前橋市で、赤城山の麓にある赤城南面千本桜。「日本さくら名所100選」に選ばれた全国屈指の名所です。
桜の木の下で手作り弁当に舌鼓を打つ女性グループ。とにかく桜にこだわっていました。
花見客:「幸せ。お弁当もより一層おいしくなる」「(Q.食べきれる?)頑張ります!食べきった後、お菓子パーティーがあるので」
桜を楽しむのは人だけではありません。
東京から来た人:「(Q.良い写真は撮れましたか?)まあボチボチですかね。こんな感じ。ふわっとした感じで撮れればと。あっち(東京)で見られなかった。きれいですねえ、意外と残ってて良かったです」
男性が連れてきていたのは…。
男性:「ミミズクになります。花見をしながらお散歩を」
翼をバタバタさせて花見を楽しんでいるようです。桜に夢中のミミズクでした。
■菜の花ともコラボ 観光客殺到
満開だったのは桜だけにとどまりません。桜より一足早く咲いた菜の花もまだまだ見頃です。美しく映えるピンクと黄色のコントラスト。シャッターを切る手が止まりません。さらに…。
手前に色とりどりの芝桜があり、その向こう側の黄色い菜の花、さらに向こう側には連なる桜。ピンクのグラデーションがきれいです。
赤城山の緑化を進めるために約70年前に町の人の手で植えられた千本桜。恒例の桜まつりは今年は暖かい日が続き、3日前倒しで始まりました。かつてない盛り上がりを見せているといいます。
赤城南面千本桜まつり・石橋照夫実行委員長:「どっと来てくれましたね。ピークの時は(一日の来場が)4200台。一番お客さんが喜ぶのは花吹雪ですね。一斉に散る桜が最高…」
見頃は今月中旬まで続くそうです。
■全国最大級16キロ 連なる桜並木
お隣の栃木県にも桜の名所がありました。日光街道沿いに続くヤマザクラの並木道。驚きなのは、その規模です。距離、何と全国最大級の16キロ。栃木県の日光街道沿いに16キロ連なる桜並木。歩いて散策するのも良いですが、地元の人がおすすめする楽しみ方が…。
地元の人:「車で日光街道桜並木って言って、観光名所になっている」
ドライブしながら桜のトンネルを楽しむのが地元の人の流儀です。
宇都宮市内から日光街道を北上。すると、桜の表情にある変化が…。まだ散っておらず満開で、まさに桜のトンネルのようになっています。桜前線に合わせるように日光街道を北上するため、場所によって違った表情が楽しめるのです。花びらが舞う場所もあれば、今がピークの場所も。まだまだ桜を追い掛けてみてはいかがでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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