トランプ前大統領の裁判、傍聴した記者が見た“印象的な姿”「肩をすくめ」「おとなしくしていた」｜TBS NEWS DIG
大統領経験者としてアメリカで初めて被告人となったトランプ氏。徹底抗戦の構えです。
アメリカ トランプ前大統領
「地方のダメな検事が大統領を史上初めて被告人にした」
4日朝、トランプ氏が出頭したニューヨークの検察前は喧噪に包まれていました。
記者
「トランプ氏が出頭する検察前の公園です。反トランプ派・親トランプ派の双方が集会を開いています」
トランプ氏反対派
「罪をおかしたのであれば、責任を負うべきです。（トランプ氏は）数多くの罪をおかしたのです」
トランプ氏支持派
「（Q.ここに来た理由は）真の大統領トランプ氏を支持するためです。我々の権利を守るために戦っている唯一の人です」
記者
「トランプ前大統領が今、検察が入る建物に入りました」
検察での手続きの後、手錠をされずに裁判所に出廷したトランプ氏。罪状認否は1時間ほど行われ、ビジネス記録を改ざんしたとして34件の罪で起訴されたことが判明しました。
これに対し、トランプ氏は「無罪です」と一言だけ答えました。
裁判を傍聴したJNNの記者は…
裁判を傍聴した涌井文晶記者
「肩をすくめて座り、おとなしくしていたのが印象的」
裁判所では、トランプ氏の脇に3人の弁護士がいたものの、トランプ氏と弁護士の間で会話はほとんどありませんでした。
開廷中は終始、トランプ氏の背後に2人の警備が立っていました。
記者
「罪状認否を終えたトランプ前大統領がマンハッタン地区の検察をあとにします」
その後、邸宅があるフロリダ州に戻ったトランプ氏は早速、支持者向けに演説しました。
アメリカ トランプ前大統領
「地方のダメな検事が大統領を史上初めて被告人にした。法の専門家がそろって事件ではないと指摘している。事件ではないんです」
この機会を政治的に利用したいトランプ氏は、バイデン政権も批判。
アメリカ トランプ前大統領
「過去最悪だった5人の大統領をあわせても、バイデンがもたらした崩壊には及ばない。暗雲が垂れ込めているが、我々はアメリカを再び偉大にする」
支持者
「大統領選に影響はあるだろうが、悪い影響よりもいい影響をもたらすと思う」
「起訴は100%政治的なものです」
裁判は来年の大統領選挙の選挙戦と並行して進む見通しで、トランプ氏がその間も自身が望む「注目」を得続けるのは間違いなさそうです。
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