藤井六冠VS渡辺名人“悔し涙”バネに…少年時代語った「名人こえたい」(2023年4月5日)
真剣なまなざしで将棋盤を見つめる藤井聡太六冠(20)。5日は挑戦者です。迎え撃つは渡辺明名人(38)。将棋の名人戦七番勝負の第1局。振り駒の結果、先手は渡辺名人に。
今回、藤井六冠がタイトルを奪取すれば史上最年少での七冠達成。しかも、名人戦は初挑戦です。
幼いころから憧れ続けていた夢のタイトル。
小学校時代に指導した文本力雄さん:「歴代生徒のなかでは一番、涙の量が多かった子」
史上最年少での七冠制覇に挑む藤井六冠。恩師が明かした強さの秘密は悔し涙でした。運命の一戦を前に藤井聡太六冠は、こう意気込みを語っていました。
藤井聡太六冠:「名人という言葉には子どものころから憧れの気持ちがあり、今回、その名人戦の舞台に立てることをとても楽しみに思っている」
一方、迎え撃つ渡辺明名人は王者の風格で会場を沸かせました。
渡辺明名人:「いや、ちょっとすごい人(の数)でびっくりしているんですけど、これ何の会合なのかなと」
将棋ファン注目の名人戦七番勝負。藤井六冠が名人のタイトルを獲得すれば最年少記録を40年ぶりに更新。しかも、羽生善治九段に続いて史上2人目。最年少での七冠制覇となります。
名人戦の持ち時間はそれぞれ9時間、2日にわたります。
長丁場を支える「おやつ」。午前中に藤井六冠が注文したのはバウムクーヘン。椿山荘の庭園にある三重塔をイメージしたもので今回、初めてお披露目されたメニューとのこと。
そんな藤井六冠が今回、挑む名人。将棋の8大タイトルのなかで最も歴史があります。藤井六冠は小学生の時に出演したラジオ番組で、強い思いを語っていました。
パーソナリティー:「ずばり、将来の夢は?」
藤井聡太六冠(当時小4):「名人を超えたい」
当時、藤井六冠が通っていた将棋教室。恩師はその強さの源について…。
小学校時代に指導した文本力雄さん:「歴代生徒のなかでは一番、涙の量が多かった子。負けたらとにかく泣く。悔しがる子は大体、強く伸びていく」
対局は持久戦を思わせる展開に。渡辺名人が勝負メシとして選んだのは、にぎりずしの盛り合わせ、量多めでワサビ抜き。藤井六冠は同じメニューでワサビあり。そして、ホットの椿茶を注文。
第1局の勝敗は6日午後に決まる見込みです。
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